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飯田くんをいつまでもお風呂で待たせる訳にはいかなかったので、結局お風呂の扉の前。
何故か、心臓が高鳴っている。
一緒にお風呂、入るだけ……
うん、それだけ。
自分に言い聞かせ、覚悟を決めて扉を開けた。
「A！待っていたぞ！」
「……っ！」
恥ずかしさが込み上げてきて、思わず目を背ける。
「どうしたんだ？」
「な、何でもないよ……」
飯田くんが湯船の端に移動する。
これは……隣に、ということですか。
ゆっくりと、お湯に浸かる。
話すことなんて全く思いつかない。
私はこんなに緊張しているのに、飯田くんはいつもの調子で学校でのことなんかを話している。
でも、この状況じゃそんな話も頭に入ってこないわけで。
堪らなくなった私は、飯田くんに聞いた。
「飯田くんは、その、緊張とか、してないの……？」
「…？なぜだ？」
飯田くんの手をとり、自分の胸に当てる。
「私は、こんな、だよ……？」
心臓がさらに鼓動を速める。
「きゃ……っ」
突然、飯田くんに抱きしめられた。
「飯田……くん？」
「好きな人と同じ空間にいるのに、緊張しない訳がないだろう。」
肌が触れ、飯田くんの鼓動が大きく聞こえた。
唇を塞がれる。
普段はキスなんて、恥ずかしくて到底できない。
だけど今は、それがただただ嬉しくて。
飯田くんも、私のこと、ちゃんと想ってくれていたことが。
彼が欲しくて、首筋に腕を回す。
飯田くんも、私を離さないように、後頭部に手を添えている。
「跡、つけて……」
脳内は蕩けきって欲で満たされ、自分が何を言ってるのかも分からない。
「跡？あぁ。」
それだけで、意外にも飯田くんは理解してくれたようで。
「ん……っ」
「綺麗に付くものだな。」
首筋に、赤い華が咲く。
髪で隠せる位置なのは、彼の優しさだろう。
「逆上せてしまうから、そろそろやめよう。」
「え……」
幸せな時間が終ってしまう寂しさを感じた。
先に出ようとした飯田くんが、耳元で囁いた。
―――「また後ほど、俺の部屋でな。」
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闇夜様、リクエストありがとうございました！
飯田くんこんなキャラじゃねぇ……
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みりん - ヤバい…かっちゃん&轟くんと死柄木&ダビペアが好きすぎる…この前知ったばかりなのにハマってきてる。私がいる。 特にかっちゃん。私の心臓もたないよ。 (2023年2月26日 22時) (
レス) @page38 id: 4264beaf5b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 完全に私欲ですが！耳責め回を増やしてほしいです…！ (2023年1月4日 2時) (レス) @page46 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - お願いします夢主ちゃんと轟くんとかっちゃんの絡みをもっと増やしてください。 (2022年12月17日 16時) (レス) @page15 id: f9c36b0019 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 物間くんめちゃ増やして欲しいです！ (2020年5月9日 20時) (レス) id: 8fefdf43eb (このIDを非表示/違反報告)
間葉 - 雪桜さん！！ですよね！！ (2019年7月14日 7時) (レス) id: 8e4a69fdea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさもっち。
| 作成日時：2018年10月31日 0時
