風柱の姉は無敵である

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鬼舞辻「亡霊が…!!!!!!」


きっと炭治郎と鬼舞辻には何かしらの関係があるのだろう。


ーー日暈の龍 頭舞い 火車

ーー参ノ術 体力回復



炭治郎。

鬼舞辻の血のせいで体力がキツいだろう。

あまり回復させる事は出来ないが、

頑張ろう。







鬼舞辻「？！」



気づいたか。

九千も年老いている事を。


無駄に多い心臓と脳。




『炭治郎!!!!!!』


炭治郎の様子がおかしい。


この距離だと鬼舞辻も一緒に術がかかってしまう。


ｼｭｯ

『伊黒？！』

あいつもかなりの傷だ。


炭治郎「ありがとうございます！
俺が援護して戦います。」


伊黒「お前の介添えなど必要ない。
俺には鏑丸がついている。」


ｷﾞｬｶﾞｶﾞ

鬼舞辻「死に損ないめ。」


？！

なんだ？

体が痙攣して…。



……。

血のせいか。

私も人間だ。

鬼のように体に入る毒を分解する事は

無に等しい。



愈史郎「少し休め。
仲間を信じて少しでも休め。」


『愈史郎…。
分かった。怪我人の所に案内してくれ。
術をかける。』


ーー癒しの呼吸 参ノ術 体力回復


今の私では檻守を出すほど集中しきれない。


愈史郎「解毒薬を打つ。少しは楽になるだろう。」


『ありがとう。』


小鈴「夜明けまで四十分!!!!!!」



『鬼舞辻!!!!!!逃げんじゃねェ!!!!!!』



生きる事しか頭に無いのか。



鬼舞辻「？！」


『分裂が出来ないだろォ』


ﾋﾟﾁｬ
ﾋﾟﾁｬ

『吐血か。お前の大嫌いな死がすぐそこまで来てんだよォ

てめェを殺す為にてめェより強くなる必要はねェ。

てめェを弱体化させりゃァいい話だ。』


ﾋﾟﾀｯ

？！

痙……攣。

なんだ？

おかしい。


ﾊﾞﾀﾝ
ﾊﾞﾀﾝ

『炭…治郎、伊、黒。』


視界が。

呼吸が。

何もかもが思い通りにならない。


『立て…。立て自分!!!!!!』


鬼舞辻「偉そうな口を利いてたくせにそのザマか。」


伊之助「よくも…。よくもやってくれ゛たなぁ許さね゛ぇ」


『伊之助、善逸!!!!!!』


そうだ。生きなきゃ。

仲間の為にも生きなきゃ!!!!!!


『炭治郎!!!!!!生きる事だけ考えろ!!!!
聞こえてっか？お前は、私達は死なない!!!!!!』


善逸「Aさんの言う通りだ!!!!!!
禰豆子ちゃんと帰るんだ!!

人間に戻った禰豆子ちゃんと!!

生まれ育った家に帰るんだ!!!!!!」




そうだ。

たとえ禰豆子が人間に戻ったとしてもお前が居なかったら意味が無い。


生きるんだ。竈門炭治郎！

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