三十六ノ剣撃-霧の対戦7 ページ39
ツナside
霧の対戦の途中、急に頭が痛くなった
ツナ「うう…頭がっ…！！」
山本「ツナ…？」
了「沢田！！」
獄寺「10代目！！」
皆が心配してくれているけど…今はそれに答えれない！！
ツナ「頭が…割れそうだ…」
山本「大丈夫かツナ？」
ツナ「何だ…？この感じ…」
すると、Aさんがオレに近づいて耳元で呟いた
『抗うな、身を任せろ…』
ツナ「え…？」
『貴方の知りたい事が、分かるかも知りませんよ』
Aさんはいつも通りの敬語でそういった
オレの、知りたい事…？
《ｺﾞﾎﾟｯ》
ツナ「！？」
水の中の音が聞こえた
ここ…どこ…？
目の前には、牢獄の中にいるであろう骸がいた
何…コレ…？
ツナ「うっ！！今度は頭の中に何か入って来る」
すると、脱獄の最中で骸は仲間を逃がして復讐者に捕まる光景だった
また変わり、父さんとクロームの体に憑依した骸がオレの霧の守護者になる光景
そして最後、骸に関係ないような記憶が、オレの頭に入ってくる
？｛全く、君という奴は…！死んだらどうするつもりだ！！｝
赤い服をきた男の人が、椅子に座っている軍服を着た長い髪の女の人に怒っていた
女の人をよく見ると、Aさんに似ていた
あれ？でもAさんの目は紅じゃ無いよな
？｛ッ〜！聞いているのか！？｝
？2｛聞いてない｝
？｛なっ！？｝
女の人は優雅に紅茶を啜り、カップを差し出した
赤い男の人はため息をついて、その女の人に紅茶を注いでいた
？｛はぁ、どうして君はそうやってすぐ怪我をするんだ…｝
？2｛…偶然だ｝(ﾌｲｯ
？｛偶然なわけないだろ、目をそらすな｝
けど、どんなに赤い男の人が女の人に怒っていても女の人は素知らぬ顔をしていた
そんな様子に赤い男の人は呆れもしたが、目の奥には女の人に優しい感情を向けていた
？2｛はぁ、何故そんなに心配する｝
？｛っ！そ、それは…///｝
？2｛…まぁいい｝
モゴモゴしている赤い男の人をよそに、女の人は入れられた紅茶を啜った
赤い男の人は少し落ち込んだように見えた
すると、女の人はカップから口を離し、言った
？2｛なら、貴方が守ってくれ｝
？｛！｝
？2｛私が消えないよう、繋いでくれ｝(微笑
？｛…そうだな、オレが君を守ろう｝(微笑
その人たちは、誰なのかはわからないけれど…
何か、すごく胸が暖かくなった
そこで映像は終わり、霧の対戦に戻った
ツナ「骸…」
知らなかった…こんなこと…
それにあの人たちも何かを教えてくれた
ツナside終了
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夢純(プロフ) - ルカたん天使さん» ありがとうございます！精一杯頑張らせていただきます！ (2019年9月16日 12時) (
レス) id: c8e75c87a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルカたん天使 - 面白いです！頑張れ！応援してます (2019年9月16日 9時) (レス) id: dd53ace290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢純 | 作成日時：2019年2月25日 2時
