二十九ノ剣撃-雨の家3 ページ32
〈ガッ!〉
武「…ッ」
俺だった
だが、振り下げた竹刀をAは少し座り、受け止めた
次の瞬間
武「ッ！」
Aが俺の竹刀を払い、突きをしてきた
つーか今のって…
剛「！？座技だと！？」
武「やっぱり…」
危ねぇ〜(汗
すると急にAが"右"に刀を置いた
ん？なんで右なんだ？
『今のは無外流の水月という座技です』
武「無外…流？」
剛「…」(ﾋﾟｸｯ
あれ？親父が反応した？
『ですが、私は色々な流派を持っているために動きがバラバラです』
武「ん？つーことは…さっき無外流っつーのがあったけど、次に放たれるのは違う流派かもしれないって事か？｣
『そうなりますね…ですが、お店でいた時に剛さんに相談させてもらい、決めました』
決めた？
Aはさっきの立ちとは違い、威圧が増した
『私だけの流派、貴方に見せたいと思います』
武「ッ！来いッ！」(ﾆｨ
『(ﾌｯ 参ります！』
〈ダッ！〉
Aは真っ直ぐ俺に向かって走りながら竹刀に手を置いた
武「ッ！？(早っ！！)」
剛「！！(あのAっていう嬢ちゃん、ただ者じゃねぇ)」
すると、Aの姿が急に消えた
武「ッ？」
『下ですよ』
武「ッ！？」
慌てて下を見ると、目の前に微笑んでいるAの体が写った
『一刀斉流三夜、
武「ッグ！！」
剛「そこまで！！」
Aは竹刀の柄の方をスピードに任せて当て、もろに俺の腹に入った…あれ？
『…すみません、急所に入れてはいませんが…やりすぎました…』(汗
武「ッ〜！い、いや！大丈夫だ」
ホントに痛くないのな…
俺はゆっくり立ち上がりAに近付いた
武「やっぱAはすげぇのな！！」
剛「いやぁ〜いいもん見せてもらったよ！Aちゃん！！」
『！！』
急にAが後ろを向いた
不思議に思い、親父と一緒に見ると…
『////』
武,剛「！？」
武「ど、どーした？」
『と、とても恥ずかしいです…///』
剛「恥ずかしい？」
『あまり褒められることもないので…恥ずかしいです///』
Aは顔に手を当て、しゃがみ込んだ
そんなAをよく思ったのか、親父はAの頭を撫でていた
剛「ガハハ！ホントに凄かったぞぉ！！アンタの剣術は！！」
『///ありがとうございます…』
武「けど、どうやって目の前から消えたんだ？」
Aは俺に目を合わせ、少し笑って口を開いた
『消えたのではなく、視界から見えないようにしたのです』
武「視界？」
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夢純(プロフ) - ルカたん天使さん» ありがとうございます！精一杯頑張らせていただきます！ (2019年9月16日 12時) (
レス) id: c8e75c87a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルカたん天使 - 面白いです！頑張れ！応援してます (2019年9月16日 9時) (レス) id: dd53ace290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢純 | 作成日時：2019年2月25日 2時
