二十三ノ剣撃-ヴァリアーでの月2 ページ26
『だが、今回は貴方がボスではボンゴレは強くなれない』
そう、"今回"は…ね
ザンザスは"今回"というのが少し気になったような素振りを見せたが、直ぐに切り替えた
ザン「…ハッ、どうだろうな」
『それは貴方が企む、最後の決戦が終わったあとに分かることです』
ザン「！…てめぇ、何故知って…」
彼の目が怒りと共に疑惑に変わる
おっと、ザンザスさんと"彼ら"を同じにするとこだった
やはり赤い目だからかな？
そんなことより…
ザン「…」
『なら賭けますか？』
ザン「！」
よし、興味を持ってくれた
そこは同じなのか？だが、これはチャンス
『ザンザスさんが勝てば…ヴァリアーに入るし、なんでも聞いてくれて構いません』
ザン「…」
『しかし、私が勝てば…そうですね…私の願いを1つ、叶えてください』
ザン「願いだと…？」
『はい』
"己の願望を叶える事が出来る"
これは"あの頃"の名残かな？
ザン「その願いはなんだ」
『それは終わったあとに…』
ザン「…」
ザンザスさんは考えるような仕草をした後、笑った
ザン「いいだろ…その賭け、乗らせろ」(ﾆｨ
『ありがとうございます』(微笑
ザン「！/////」
やはり、性格は彼らに多少なりとも似てますね
ザン「おい」
『？何か？ザンザスさん』
ザン「さんを付けるな、気色悪りぃ」
『…わかりました、では何と呼べば？』
ザン「フンッ」
自分で考えろというように目を閉じ、寝始めた
えぇ、マジですか…
うーん、悩むなぁ
まずはこの部屋から出て考えよう
『…ぁ』
王の時は略したから、略して"ザン"でいいや←
『ではザン、賭けを忘れずに』
そう言い残し、部屋を出た
ザン「…悪かねぇ」(微笑
【ヴァリアー側-ホテルの廊下】
マ「やあ」
『…バイパー』
マ「今ではマーモンで通しているんだ」
『失礼しました』
彼に会うのは数十年前ですね
お変わりがないようで安心です←
マ「そう言えば、キミがシンっていうことでいいのかい？」
『…そうですね』
その話、すっかり忘れてた
マ「あの頃とは少し違う気がするけど？」
『…髪を切ったからでは？』
マ「…まぁ、そういうことにしといてあげる」
そうしてください
"まだ"種明かしは出来ないのでね
マ「けど、あの"
『一銭にもならない情報ですね』
マ「ボクにとっては重要だよ」
『そうですか』
私はマーモン君の隣を通り去った
マ「全財産を注ぎ込んでも、足りないぐらいにね…」
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夢純(プロフ) - ルカたん天使さん» ありがとうございます！精一杯頑張らせていただきます！ (2019年9月16日 12時) (
レス) id: c8e75c87a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルカたん天使 - 面白いです！頑張れ！応援してます (2019年9月16日 9時) (レス) id: dd53ace290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢純 | 作成日時：2019年2月25日 2時
