十七ノ剣撃-月の対戦4 ページ20
ひとまず、1階には保健室があるからそこに行こうか…
〈シュッ、ｶﾞｶﾞｯ〉
私はバネッサさんに短剣を投げ、服ごと壁に刺した
バ「なぁっ！？」
『…』
そのまま私は保健室に足を動かした
【保健室】
『ふぅ…』
手首や脚の怪我を保健室に置いてある包帯で巻いたが…
『血が止まらない…』
脇腹の怪我だけは血が止まらず、ドクドクととめどなく血が流れている
『…！』
なんでこんな所に…いや、この際構わない
私は机の上に置いてあった"ライター"を持った
ザン〔！…ハッ(おもしれぇ奴じゃねぇか…)〕(ﾆﾔｯ
リ〔！アイツ、ライターの火で止血する気だな〕
全〔！！？〕
ツナ〔ラ、ライターの火で！？〕
スク〔ゔおぉい！！プロの殺し屋でも悶え苦しむ方法だぞぉ！！〕
マ〔だが、この状況でライターを持つっていうことはそういう事だろうね〕
雲〔…A〕
〈ｼﾞｭﾎﾟｯ〉
『ッ…(これしかないか…！)』
私は意を決して、ライターに火をつけて脇腹にゆっくり近付けた
〈ｼﾞｭｩ〜！〉
保健室に肉が焼ける音が響いた
『ッ〜！！！ぁ"ｯ、ッ〜！！』
〈ｼﾞｭｩ、ｼﾞｭ〜！！〉
悶えるくらい痛いのを我慢しながら火で止血していく
痛みで立っていられなくなり、ズルズルとドアを壁にして座り込んだ
『はぁっ…ッ〜』
痛い、けどこれで止血は出来た
まだ行ける……ぁ…れ？
『なんで、戦ってッ、んだっけ…ッ？』
確かに彼女がボンゴレに入ってしまえば、ボンゴレは内部から壊れ始める…
だからといって、私が月の守護者になりたい訳でもない…
こんなに死にそうになる必要もない
なら、私にはなんの意味もない
『…ッ私は…なんの為にッ？…！』
ヤバイ、バネッサさんがもうすぐ来る
ここから出て教室に入るか
『ぐッ…ッは…ッ！』
私はゆっくりと保健室から出て、教室へ向かった
【教室】
教室に入ると、後ろからバネッサさんが持っていた手榴弾を周りに投げた
〈ドガァン！〉
周りはその爆破で机や椅子などが燃えていた
『ッ！』
バ「これでぇ逃げ場わないわねぇ♡」
なんか、やる気なくなってきたな…
こんな姿見たら、彼は腹を抱えて笑うだろうか…？
ってなんでこんな状況で彼のことを思い出すんだろうか
"あの時"はろくな死に方しなかったのに…
バ「その怪我だとぉ動けないわよねぇ？」
『…』
バネッサさんは私を地面に押さえつけてきた
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夢純(プロフ) - ルカたん天使さん» ありがとうございます！精一杯頑張らせていただきます！ (2019年9月16日 12時) (
レス) id: c8e75c87a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルカたん天使 - 面白いです！頑張れ！応援してます (2019年9月16日 9時) (レス) id: dd53ace290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢純 | 作成日時：2019年2月25日 2時
