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貴方side




アレから何週間に一回、集まってお菓子パーティーなるものを開いていた
エースやデュース、監督生とも仲がだいぶ深まった





「「んじゃ、また明日!」」




監「バレないようにね〜w」






エースとデュースは早足で自分の寮に戻って行った
僕はと言うとまだ自分の上にある星空を見ていた







監「Aは本当に星が好きだね」




『…うん、…どれだけ見ても飽きないんだ』




Gr「変わったヤツなんだゾ。まぁお菓子をくれるならいつでも来ていいんだからな!」







なんて言うグリムに笑いながら、僕は星から視線を移した







『今日もありがとう。また明日』




監「うん。また明日」






僕は二人に手を振って、少しだけ上を向きながら自分の寮へと足を進めた
自分の寮に帰ってくると空に星は一つも無く…少し物足りなく感じる

みんなはもう寝静まっている頃なので恐る恐る中に入ると





「何時だと思ってるんだ?」




『ヒィ…』






ドアの前では仁王立ちでドス黒いオーラを放ったジャミルが待っていた







『…ア、…イヤ…ソノ…』




Ja「無断で出かけた上に門限まで過ぎるとは…
これで何回目だ?」




『……返す言葉も無いです…』




Ja「全く…いつも言ってるだろ?言ってくれれば迎えにだって行ったし、カリムにだって説明ができるんだ
お前がいつも無断で出て行くからその度にカリムが大騒ぎするんだからな…

宥めるこっちの身にもなれ…」




『…お疲れ様です…』




Ja「そう思うなら次からはちゃんと言うこと!!何の為にスマホがあると思ってるんですかー!?」




『はい…すみません…』




Ja「はぁ……今日はまだカリム起きてたから、顔見せてこい」




『…はい…』





ジャミルの横を腰を低くして通り、早足でカリムの部屋に向かう
豪勢な扉にノックをすると返事が来る






『…か、…カリム…ぁの』






僕の言葉を遮るようにして扉は勢いよく開いた
そして僕の身体が締められる






Ka「…何処に行ってたんだ」






…お、おこって…る…?…






『…用事があ、って…』




Ka「またそれか。最近は俺と食事することが減った
移動の時も見かけない

……嫌いになったのか、…?…俺、のこと…」







…え?…


どうやらカリムは僕に嫌われたと思ったらしく、今の今まで泣いていたらしい
それを証拠付けるようにズズっと鼻をすする音が聞こえてくる





『…と、とりあえず…中は入ろうか…』

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るーるるー(プロフ) - noumintouminさん» ありがとうございます。好きと言って頂けて光栄に思います。更新の方は可能な限り全力を尽くします故、応援の程宜しくお願い致します。 (2020年6月14日 0時) (レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
noumintoumin(プロフ) - 心惹かれる作品ですね。とてつもなく好きです!更新頑張ってください!! (2020年6月6日 12時) (レス) id: e7570f0985 (このIDを非表示/違反報告)
るーるるー(プロフ) - 詞輝さん» コメントありがとうございます。幾分、ストーリーは決まっているんですが、なかなか進め方が難しく更新が遅くて申し訳ないです。可能な限り全力を尽くしたいと思います。応援感謝致します (2020年5月31日 12時) (レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
詞輝 - おもしろいです!!続きが気になります。応援してます!更新頑張ってください!! (2020年5月31日 1時) (レス) id: 746ebb4f25 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ああああ^^ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年5月16日 18時

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