【金カム】超絶社畜がトリップしてイキイキしだす夢小説 (ページ45)

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４ー１６ページ45

「それに受け取っちまったら相棒をないがしろにすることになる。それだけはしたくない」

『あ…相棒？』

思いもよらない単語に頭が回らない

そして背後から物音

視線を後ろへ向けると

『アシ(リ)パ！？』

「Aさん」

『！』

何故
いや、いつから
会話を聞かれていた

困惑している頭に杉元の声が響く

「今度は俺たちの話を聞いてくれ」

『え…？』

「Aさんに会いに来た本当の理由だ」

☆

言葉を失った

男の口から飛び出た言葉に

まだ日が明るいというのにまるで夜風に素肌を晒しているような肌寒さ

『アシ(リ)パ…』

ウイルクの死には続きがあったのだ

金塊の隠し場所を知っている者たちを殺した奴が網走監獄に

囚人たちの入れ墨が１つの暗号

『その話…いつから』

「知ったのはつい最近で杉元から聞いてからだ」

金塊など興味は無かった
大きすぎる金は人を変える

何よりA自身、金塊の話はアシ(リ)パ以上に聞かされていない

「父から何か聞いていなかったか？」

その問いに首を横に振る

「そうか…」