【金カム】超絶社畜がトリップしてイキイキしだす夢小説 (ページ41)

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チセを後にし洗い場へ

「Aさん」

『杉元ニ(シ)パ？』

「ゆっくりしてるのも悪いから手伝うよ」

『ならおばあちゃん連れてってよ～～！』

「A ウライパエアイカ(プ) ネナ(Aは洗うのが下手なのよ)」

「なんて？」

『わかんない』

Aは言葉を教えてもらうのは大抵コタンの子供である

ゆえに子供がしない仕事の会話や子供の出入りの少ない場所での言葉には疎いのだ

『私の名前だけ聞き取れたけど…うーん。私おっちょこちょいなところあるからなー指切らないでとか？』

「大丈夫ですよーおばあちゃん。俺がやっときますから」

杉元は老婆を連れてゆく
そしてまた洗い場に姿を現し食器を洗い出す

『ありがとう！杉元ニ(シ)パ助かったよ～。こんな寒い水で洗ってたらおばあちゃん凍えちゃう』

「………Aさんてよく変わってるって言われない？悪い意味じゃなくてさ」

良くお礼を言う人だと思う杉元

『うーん。どうだろう…でも初対面で言われたのは杉元ニ(シ)パとアシ(リ)パのお父さんだけだよ』

そういう点ではウイルクの面影があるのかも知れない

『あと悪い意味でじゃないならその言葉はアシ(リ)パの方が言われてそう』

ヘラリと笑うと

「ん。確かに」

彼も心当たりがあるようで笑う