【金カム】超絶社畜がトリップしてイキイキしだす夢小説 (ページ37)

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苦労もあったが外国に暮らし始めたらこんな感じなのだろうと想像を膨らませれば寛容にもなれたし何より…

『確かに大変だったけど前の暮らしよりは全然いいから…』

元いた時代での理不尽に比べたら遥かにマシなのである

『それにコタンにはアイヌ語も和人の言葉も分かる子供がたくさんいるし、困ったらアシ(リ)パにもすぐ会えたから全然平気だよ！』

満面の笑みで答えた

「………。そうかい」

「………」

何やら含んだ様な杉元の言葉
アシ(リ)パは彼の意図がわかったようで複雑そうに見た

「おばあちゃん遅いね」

『杉元ニ(シ)パ。もしかしておばあちゃんに会いに来たの？』

軍帽を被っているのでてっきり以前助けた人間のことでも聞かれると思っていたがそうではない様子

「え？」

『え？だっておばあちゃん探してるみたいだし…』

「いや、そういう訳じゃないんだ。ただ話を聞いてどんな人かなって思って」

『そか！いい人だよ。杉元ニ(シ)パ男前だしきっとおばあちゃん喜ぶよ～！』

「え…と。そりゃどうも…」

少し照れ臭そうにする杉元

「でもこいつオハウにうんこ入れるぞ」

オハウとは汁物の意味である

『え゛！！』

「うんこじゃねーつぅの！アシ(リ)パさんだって昨日味噌美味いって言ったじゃん！」

仲直りしたはずだがうんこという印象は変わらないようだ

『あ、なんだ味噌か』