【金カム】超絶社畜がトリップしてイキイキしだす夢小説 (ページ36)

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「土産のユ(ク)だ」

『ホント！？ありがとう～！寒かったでしょ入って入って！』

チセに案内されたが中に人はいない
いままで１人でいたのだろうか

「あれ…？Aさんて確か誰かと暮らしてるんじゃ」

『うん。おばあちゃんは今洗濯物！すぐ戻ってくるよ』

「……、他にいないの？」

『２人暮らしだよ』

「そしたら狩りは１人でするのかい？」

『１人でする時もあるよ！でも銃も弓の扱いも上手くないからほとんどはコタンのおじさんたちとかな』

「そういえば銃や弓が置いてないね」

キョロキョロと見渡す杉元

『自分の持ってないんだ。狩りに行くとき借りてる』

「どしてだい？」

『手入れ大変そうじゃない？』

気まずそうに笑うと

『あとおばあちゃんが女の子が狩りするのあんまり好きじゃないみたいで寂しそうにするから…多分子供の事思い出しちゃうんだと思う』

表情が暗くなりだし視線を逸らす

「…………。アシ(リ)パさんから聞いたよ。それでAさんはここに住み始めたって」

『そうそう』

「でもなんでまた…。慣れない生活で大変だったんじゃない？」

『うーん……』

元々生まれた時代ではないためアイヌでの暮らし以外も楽ではなかった。ゆえに唸る