衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ33)

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紅茶部からのアドバイスページ33

創｢まぁ落ち着いてください。紅茶を入れてきました。｣

凛｢お、やった〜！待ってました〜♪｣

創くんがテーブルにクッキーを置いた後、一人一人に紅茶を手渡ししていった。

私は1番最後に渡された。

創｢Aさんもどうぞ。｣

『ありがとう。』

創｢凛月先輩の言う通り、Aさんは可愛いんですから、自信持っていいと思いますよ。｣

『え、本当？私創くんより全っっ然可愛くないよ？』

創｢そんなことないですよ。Aさんにはあんずさんとは別の、Aさんだけの良さや可愛さがあると思いますよ。｣

『うん･･･、創くんありがとう！！』

創｢どういたしまして･･･って、なんで泣いてるんですか！？なんか僕、気に触る様なこと言いました？｣

『違うっ、違うの。そういう事言われたのないから、嬉しくて･･･！！』

凛｢え〜、俺の言葉じゃ泣かなかったくせに？｣

『泣いてはないですけど、うるっとはきてましたよ。』

凛｢嘘つけ。｣

『嘘じゃないですけど！？創くん、凛月先輩が私のこと虐めてくるー！！』

凛｢何行ってるの？は〜くん、俺虐めてないよね？｣

創｢えっ、えっと･･････｣

さっきから一言も喋らない英智先輩をチラッと見てみた。

どこか悲しそうで、けど嬉しそうな、そんな顔をしていた。

『英智先輩･･･？どうかしましたか？』

英｢･･･なんでもないよ。ただ、過去の思い出に浸っていただけだよ。｣

『そう、ですか。』

(やっぱり、まだ謎が多い人だな。)

英｢さて、喧嘩なんかしてないで部活をしようか。Aちゃんもすっかり泣き止んだことだし。｣

『部活をするって、ただ紅茶飲むだけですけどね。』

凛｢いいじゃん、それが俺ららしくて。｣

創｢あ、今日はアールグレイにしました。｣

『私が好きなやつだ！やった〜！』

それからいつものように紅茶を飲み、クッキーを食べなが話を続けた。