検索窓
今日:44 hit、昨日:17 hit、合計:29,023 hit

衣更先輩を見つけたい! ページ27

いつも通り教室に入り、皆に挨拶をし、朝のHRを終え、そこから時は流れ昼休み。



『今日も衣更先輩のところに行ってきます!』


司「頑張ってください。」


『ありがとう!』


(今日も衣更先輩と昼ご飯食べれるかな〜?)



スキップしながら2ーBに向かった。




IN 廊下


2年生の教室の近くまで来たので、周りを見て衣更先輩を探す。



(いないなー?・・・あれ、あの後ろ姿ってもしかして)



赤紫色の髪は私の知る限りじゃ学院の中に1人しかいない。



『衣更先ぱー・・・い、』



最初は元気よく声を出せたのに対し、後半は小さく弱々しい声が出た。



(衣更先輩と一緒に話してるのって、あんず先輩?)



私よりも可愛くて、女の子らしくて、頼りになるあんず先輩。

そして、あんず先輩と楽しそうに話してる衣更先輩。



『・・・・・・・・・。』



そんな2人の間に私が入る隙間なんて1mmもなくて、なんだか悔しかった。



(あぁー、いいな、同じ学年って。「年の差」っていう壁はこんなに大きかったっけ。)



気のせいかもしれないが、衣更先輩の対応の仕方が私に対してと違う気がする。


話し方なのか、声の柔らかさなのか、眼差しなのかはよく分からないが。


私に対しては少し素っ気ない気がする。



(そっか、あんず先輩はプロデュース科ができた時からいたんだんだ。私より衣更先輩と過ごしてる時間が長いのか。信頼関係が私との比じゃないんだ。)



私が夢ノ咲学院に来たのはTrickstarが革命を起こしてから少し後のこと。


学院に入った理由は、よくある親の事情というやつだ。



(もしかして、衣更先輩はあんず先輩のことが・・・・・・・・。)



ふと、そんなことが頭をよぎる。



(なんか、お昼ご飯に誘う気なくなっちゃった。)


『帰ろう・・・。』


ボソッと呟いてその場を後にした。

衣更先輩に期待しちゃう!→←衣更先輩に会いたい!Part2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 衣更真緒 , Trickstar
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:するめ | 作成日時:2022年2月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。