衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ18)

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衣更先輩に期待したい！ページ18

店｢丁度800円ですね、お預かりします。ただいま作りますので、少々お待ちください。｣

そう言って厨房の方へと消えて行った。

『･･･なんで嘘ついたんですか。』

衣｢うん？｣

『だから、なんでカップルって嘘ついたんですか。』

衣｢そしたら安くすむだろ？｣

やっぱりそうだ。

そもそも衣更先輩が私のことが好きなわけがないだろう。

衣｢でも、｣

『？』

衣｢少しだけ、お前と付き合ったらどんな感じなのか試してみたかったっていうのがある。｣

『え？』

｢なんか最低だな、｣と眉を下げて笑う彼がいた。

そんなこと言われたら期待してしまう。

『なんですかそれ。少しだけドキッとしちゃったじゃないですか。』

私も笑って返す。

衣｢っ･･････。｣

さっきとは違って、何か言葉を押し殺して、顔を赤くしている先輩がいた。

『真緒、先輩･･･？どうしたんです｢今のは忘れてくれ！｣

衣｢恥ずかしいから、忘れてくれ･･････。｣

『どうしましょう〜？』

ニヤニヤして答える。

衣｢くそっ、やらかした！｣

夕日のせいなのか、さらに衣更先輩の顔が赤くなった気がする。

私からすれば、

なんか、本当にカップルみたいじゃないか。