【僕のヒーローアカデミア】命懸け少年 Part4 (ページ9)

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本命は誰！？(番外編) ページ9

バレンタインだね！本編興奮しながら鬱展開書いてるけど一旦忘れてわちゃわちゃさせようか！！！時間軸とか無視してね！女子軍腐女子っぽいから注意してね！
…

｢｢｢廻輪君は誰に贈るの？｣｣｣

一人、僕は寮のロビーで珈琲を飲んでいた。そこに談笑に花を咲かせながら来たのは1-A女子ズ。退こうと思って立ち上がったところ、話を振られた。

バレンタイン。それは、女の子が好きな人にチョコレートを贈るというものだ。

麗｢やっぱ相澤先生！？｣

芦｢いやいや轟っしょー！｣

蛙｢仲が良いようだし、尾白ちゃんも有り得るわね…｣

貴｢何で僕は渡す側確定なんだ…｣

この人達は僕をよく女子扱いする。体育祭の時のチアの格好をまだ引きずっているのかな？もしそうだったら許しを撤回するからな上鳴＆峰田…

八｢廻輪さんは料理がお上手ですし、貰いたいと思っている方々は大勢いますわ！｣

耳｢それだけが理由じゃないけどね～｣

ニコニコ言う八百万さんと、ニヤニヤ言う耳郎さん。

……なるほど、女子同士で友チョコという物を渡し合うのか。小学生の時見たぞ。ソレに普段から料理をしている僕の作る物は美味しいだろうと思って巻き込みたいと、遠回しに言っているのだろう。そうだな、こういうのは沢山欲しいもんな。

貴｢ふむ…それなら佐藤君も誘ったのか？彼、お菓子作りが得意だろう。｣

僕の言葉に皆ハテナマークを頭に浮かべる。ん？僕の予想が違うのか…？

葉｢？よくわかんないけど、佐藤にはホワイトデーのお返しを期待してるんだよね！｣

貴｢そうか、なら僕もその時に…｣

そう言った瞬間、皆が身を乗り出してきた。

芦｢ちっがーう！廻輪ちゃんはバレンタインに！男子に！チョコ渡すのー！！！｣

貴｢お、おう…｣

何やらよくわからないが肯定はしてしまった。すごい剣幕だ。前に男子軍が女子って怖ぇな…と呟いていた理由がわかった気がする。

耳｢よく言った！｣

葉｢誰に渡すのー？｣

貴｢え、皆に…｣

すると、やれやれと首を振る。皆、仲良いな…

ずいっと、一番前に身を乗り出したのは麗日さん。普段の穏やかな彼女からは想像できない顔である。

麗｢本命、や！｣

キャーと黄色い声が上がる。これは…つまり…

『恋バナ』か…！？

カミナリが落ちたかのような衝撃を受ける。それと同時にすんっと僕の感情は元に戻ってきた。

何故、女子に聞かれているのか。何故、僕には男性陣に渡す事しか選択肢に出されていないのか…