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藤宮に告白して避けられ始めてから3週間目になる週の初め。昼。俺は、食堂で滑津と向かい合って座り、昼食をとっていた。
「それで？その後はどうなの？」
「今日呼び出してる時点で察してほしいよな」
「確かに。愚問だったか」
滑津はそう笑って、相談料、と言って俺に奢らせたカレーライスをぱくりとひとくち口に含む。
他人の金で食べるカレーは大層美味いらしく、幸せそうにしている。
そして俺もラーメンをズズっと啜った。美味い。
お互い食べ進めながらも、ここ最近の藤宮との出来事を話していく。
待ってね、と言うかのように滑津は掌をこちらに向けて右手を出し、口に含んでいたカレーを飲み込むと、事前に買ってきていたお茶を飲んだ。
「藤宮さんさ、避けすぎて気まずくなってるだけなんじゃないかな」
「…なるほどなぁ」
「というか、間違って通話かけてきちゃったのだって二口とのトーク画面開いてないと無理だし、多分嫌われてない」
ブロックしようとしてた可能性もあるけどね〜、と笑顔で上げて下げられる。なんだコイツ。誰の味方だこの野郎。
ジトっと見つめながらラーメンを啜る。
「まぁでも、ブロックするとしたら二口が告白した時にもうされてるだろうし、それは無いと思うよ！」
どっち？
「お前___」
「あっ！二口いた！」
俺で遊んでるだろ、と言おうとしたところで男にしては高めのかわいらしい声に遮られた。
藤宮と同じクラスで、同じ図書委員の
因みにコイツの趣味、男が彼女と通話してる時に女声で喋って関係をギスギスさせる事らしい。ヤベェわ。
「なんか用？」
「今日委員会あるから忘れんなよ、って」
「お前それLINEでいいやつじゃんかよ」
「あ、そっか。うわー、二口の為に走り回ったのに体力無駄に使ったわ」
趣味はヤバいけど、こういうちょっと抜けた所あるから嫌いになれないんだよなコイツ。
…いや、それは俺が被害者じゃないから言えるのか。
「んじゃ、俺もう行くな」
「おー、わざわざさんきゅ。今度飴やるわ」
「報酬ちっさいなおい」
「安達と一緒じゃん(笑)」
(笑)じゃねぇよ、と俺の足を踏んで去っていった安達。いや痛いわ。普通に。
「委員会ラッキーじゃん！」
安達とのやり取りを終始静かに見守っていた滑津が口を開く。
そうだ、委員会。藤宮と話せるチャンス。
「頑張ってね」
「…程々に、な」
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さくらんぼ☆*.ﾟ - 完結おめでとうございます！！新しい二口の作品も絶対！！見に行きます！！ (2022年8月14日 13時) (
レス) id: def3760315 (このIDを非表示/違反報告)
2次元に行きたい詩乃(プロフ) - さくらんぼ☆*.ﾟさん» 好きな子に一途で真っ直ぐな二口もいいな〜と思っていたので、そう言っていただけるととても嬉しいです！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年8月8日 1時) (レス) id: 6f74db3a3a (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ☆*.ﾟ - 初コメ失礼します！！ツンデレ イメージのある、にろちゃんがこんなにも好きな子に夢中だなんて、ニヤニヤが止まりません( ◜௰◝ )ﾆﾋﾋ← 更新頑張ってください！！ (2022年8月7日 22時) (レス) id: def3760315 (このIDを非表示/違反報告)
2次元に行きたい詩乃(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると、とても励みになります！！好きな子の事で悩んでいる可愛い二口が伝わっているようで嬉しいです！！ (2021年2月6日 8時) (レス) id: 53d9b11240 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 続き凄く気になります！楽しみにしてますね！二口がとてつもなく可愛い！！！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2次元に行きたい詩乃 | 作成日時：2019年11月10日 19時
