【d！】ダブルリッチチョコレート！【rbr】

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午後21:00


オフィスには私しかおらず、ずっとカチカチとキーボードを叩く音だけが響いている。


｢あぁー、終わらねぇ｣


あのクソ女、ロボロさんに絡んだ上に仕事押し付けるとかどういうつもりだよ！


｢0:00までかかりそー｣


まぁ、どうせ今日金曜日だしいっか。

明日仕事休みだし。


｢終わったら滝沢さんのデスクの上にでも置いてくか｣


rb｢まだやっとったんか｣


へ、、！？


まだやっとったんか じゃなくて！！

まだ居たんですか、、？？


｢ろ、ロボロさん何して、、｣


rb｢いやー、俺も仕事覚えようと色々してたらこの時間になってて、そろそろ帰ろうと思ったらまだ居たから｣


｢そんな無理して1日で仕事覚えようなんて、、｣


rb｢覚えんかったらAに迷惑かかるやろ？｣


なんていい人なんだ、、！

滝沢さんとは大違いだな、うん。



rb｢やっぱ手伝おか？｣


｢大丈夫だから！！ロボロさんは帰っていいよ！｣


rb｢帰るわけないやん、俺も手伝うで。華金なんに日跨いで仕事なんかしたくないやろ。｣


そう言いながら隣に座り、｢ん、貸してみ｣と手を出すロボロさん。


私が渡して説明すると、直ぐに手を動かし出す。


｢ごめんね｣


rb｢Aのせいちゃうやろ。｣


ロボロさんまで巻き込んでしまうなんて。


くっそ、教育係失格だな。


｢ありがと｣


rb｢うん｣


手を動かしながら返事をするロボロさん。


そして、あっという間に仕事は終わった。


｢へ、まだ1時間しかたってない、、？｣


rb｢まぁ、俺にかかればこんなもんやで｣


と笑うロボロさん。


さすがだなぁ、元経理部は違う。


でも、今度からは断ろ。

申し訳ないし。


｢ありがと、ロボロさん｣


rb｢うん、帰ろか｣


私は先に出ていこうとするロボロさんの後を追いかけた。

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