２話 ページ3
入学式が終わった次の日。
アタシはまだ若干覚えていない通学路を通りながら学校へ向かった。
私立校だから、電車で登下校。
途中まで通学路を通って駅へ向かう。
切符を買って電車に乗ると、見慣れた顔が見えた。
「あれ、りんじゃん」
アタシはその見慣れた顔に声をかける。
彼女は
小学校が同じだったっけ。りんはアタシと違って真面目ちゃんだけど。
因みにりんとは同じクラス。
「あ、叶恋ちゃん、おはよう」
りんは笑みを浮かべながらあいさつをしてくれた。
「おはよ、りんもこっちの駅から行くんだ。良ければ明日から一緒に学校行かない？」
「うん。いいよ。じゃあ、ここに７時５０分に集合でいい？」
「りょーかい」
よし、これでボッチで登校する必要はない。
そう考えると少し心強い。
それから、他愛のない話をしながら学校へと向かった。
時計を見ると８時１０分。間に合った。
教室に入って席につくと、隣には昨日見た顔が。
「緒方だっけ？おはよー」
アタシは直ぐにあいさつをした。
「おはよう」
緒方は、少し俯きながら返してくれた。
もしかして昨日ので嫌われちゃったヤツ？
いやいや、返してくれてるんだし多分違うよね。
それからは、先生が来るまで小学校が同じだった友達と話したり、ぼんやりしたりして時間を潰した。
「おはよー！」
大体２０分位経ったとき、先生が入ってきた。
アタシたちは「おはようございます」と返して、前を向いた。
「さーて、今日からこのクラスで授業が始まる！皆で団結して、１年間頑張ろう！」
見ての通り、先生は熱血的な人。
アタシ、あんな風にやる気の塊みたいなのあんまり好きじゃないんだよね。
「今日は皆の親睦を深めるために、一日時間を取る！皆是非仲良くなってくれ！それじゃ、まずは自己紹介だ！」
「え...」
「やだぁ」
自己紹介、という単語に皆は過剰に反応した。
アタシも好きじゃないけど。
とりあえず自己紹介はめんどくさかったので、名前と趣味だけ言って終わらせた。
そして、残りの二時間以上の時間は、班で仲を良くするためにゲームやら、話し合いやら色々とやった。
アタシはコミュ障じゃないし、むしろ積極的な方だから直ぐに友達が出来た。
問題は緒方だ。
緒方はバッサリ言うと、コミュ障。
彼に話しかけるのは現にアタシだけ。
まあ、それでもいいか。アタシは彼に少し興味がある。
もっと話してみたいし、遊んでみたい。
会って間もないヤツにこんな思いを抱くなんて初めてだなぁ...
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花蓮(プロフ) - 少しでも興味を持ってくださったら「オリキャラ・夢主作ります」で調べて、コメント下さい！ (2017年9月17日 13時) (
レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 初めまして！花蓮という者です！普段は「きゃらふと」様を使って、女の子を作っています。突然で申し訳ないのですが、夏生叶恋ちゃんを作っても良いでしょうか？気に入って貰えたら使って貰って構いませんし…是非考えておいて下さい！ (2017年9月17日 13時) (レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2017年9月14日 17時
