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貴方side
『何の用ですか』
今は授業中。それをサボってまで私に言いたいことなんてあるかけがない。
佐「…着いてきなさい。」
『はぁ!?ちょっ』
手をぐっと掴まれ、引っ張られた。
莉久くんのいじめがあの日私が見てから少し、まぁ少しだけマシになったけど、、、それか?
『中じゃダメなの』
わざわざ連れてこられて、校舎裏!?
なーんでわざわざ外に出てくるかね?くっそ寒い。
屋上だったら日光が当たって暖かったけど、校舎裏って!!全部日陰じゃん!
佐「私も貴方なんかといたくないし、ササッと本題に入るわ」
佐「協力してくれない?」
『は?』
ここまで散々いじめといて、そんなことある?
ふざけないで欲しい。
『なんで協力なんてしないといけないの。まっぴらゴメンだけど?』
そう言って立ち去ろうと足を動かし出した。
佐「貴方にも得はあるわ」
足が止まった。振り向いってしまった。聞かなければよかったのに。
佐「赤石莉久のいじめを止めてあげる」
佐「これでどうかしら?」
止まるはずがない。確証なんてないのに。
それでも私はそれに縋りたかった。
『何をすればいいの』
佐「そうねぇ、私、里実様は諦めたのよ。なんかクール過ぎて構ってくれなそうだし、こんなにも可愛い私がすぐそばにいるのに好きになってくれないしぃ?」
佐「だから私は、」
唖然として聞いていた。
まさかこんなことを言われるだなんて。
佐「論様を堕とす。私の恋の手伝いをしてちょうだい?」
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叶乃(プロフ) - テストファイト!私もあと1ヶ月しかない…! (2023年2月4日 23時) (レス) @page21 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - 遅くなったけど、続編おめでとう!これからも頑張ってね! (2023年2月1日 12時) (レス) @page12 id: 2feb4c0bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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