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「あ、シンスケアンカーなんだ」
「嘘ォ!?」
選手達が入場し、あとはピストルが鳴るのを待つだけ。高杉の姿を探していた私たちは彼がアンカーなのを知り驚く。
「うわ、あの栗毛がシンスケにバトン渡すんだ。喧嘩にならないかな〜」
「なんでちょっと嬉しそうなの。私は止めるからね神威くんのこと!」
「しないしないって。でもお前に俺が止められるとは思えないなァ」
「意地でも止めるし!」
そう談笑していたとき、横から「A!」と可愛らしい声で名前を呼ばれた。その正体をみて、神威くんは「げ」と声を漏らす。
「あ、神楽ちゃん…」
「バカ兄貴ィ!!何でAといるネ!まさか誑かしたんじゃ…」
「貧乳には興味ないよ」
「んだとオルァ!!、」
取っ組み合いになりそうな時、少し引っかかることがあって2人に聞いてみた。「二人って兄妹だったんだ?」すると神威くんは「知らなかったっけ?」と言う。
「あの…A。サドのことアルけど」
そう神楽ちゃんが口を開いたとき、タイミングが良いのか悪いのか、ピストルが鳴った。
うちのクラスの1番目は近藤さん。お妙ちゃんの方をチラチラ見ている。
「オルァテメェゴリラ!!!ちゃんと走りやがれ!!」
「お妙さァァァん!!近藤勲、貴方のために走ります!!!」
「めちゃくちゃだな」
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ミズキ(プロフ) - 亜水さん» わかります。。この小説は私の憧れを詰め込んでます笑 (2019年9月8日 8時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - いいなー、こんな日常。ふとしたところで幸せを感じそう。 (2019年9月7日 23時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!亀更新ですが応援してくださると嬉しいです、!(><) (2019年8月16日 19時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです!とっても面白いこの作品が大好きです。更新頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミズキ | 作成日時:2019年4月7日 20時