元花柱の女の子

40話 ページ45

五『開始1分前でーす

それではここで歌姫先生にありがたーい激励のお言葉を頂きます』




庵『はぁ？！え、えーっと、あー……ある程度の怪我は仕方ないですが…』




これ絶対アドリブじゃん、歌姫先生可哀想……





五『時間でーす。それでは姉妹校交流会…、スタァーーートォー!!』



庵『先輩を敬え!!』





虎「イチロー？！」


「…可哀想に」





スタート合図と同時に私たちは走り出した。


あの時の作戦は少し変わり、恐らく東堂さんは直で私たちを潰しに来る。




最悪の場合、私以外全滅というパターン。





足止めとして私が闘い、勝てとのことだった。


けど、虎杖さんが来たおかげで私はパンダ先輩の班に入ることになった。




ちなみにその時の回想がこれ。





〜

真「虎杖、お前はAより弱いのは承知している。勝たなくていい、出来るだけ粘って時間を潰せ」



パ「でも大胆にいけよ！ぶっちゃけお前は予定外の戦力だからリタイヤしても困らん」



虎「ひでぇ…」



パ「わりぃなA。お前東堂をコテンパンにやりたかっただろ。」



「いえ、あんなデカい男としたくはないです。ただムカつくので1発本気で殴りたかったです。」



全員「…(その気持ち分かるっ)」




「？？(…なんで静かになったの？)」


〜



犬「バウっ！」



伏黒さんの玉犬が呪霊に反応し、いち早く知らせた。



呪「どごいグのぉ？」



…3級か。




「…私がいきます。花の呼吸…」



伏「花宮ストップ!!」



？？




…この気配まさかっ、



「げ…」





東「ぃよぉーし！！全員いるな！！まとめてかかってこい！！」





バゴッ！




「急に出てこないでください。」




反射的に東堂さんの顔面を蹴ってしまった。願ったり叶ったりでよかったっちゃ良かったけど。



真「散れ!!」




そして禪院先輩の合図により虎杖さんを残して2つに分かれた。






釘「わかっちゃいたけどやっぱり化け物ね…」


パ「そ、だから無視無視」


狗「ツナ」




多分虎杖さんは東堂さんのあの威力に…、考えても無駄か。





でもさっきから胸騒ぎがするのはどうしてだろう…。







┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



御「上弦の肆と伍の情報が入った。


行ってくれるかい、杏寿郎、無一郎、しのぶ。



応援の隊士として、炭治郎、禰豆子。」




4人「御意。」


禰「むー！」




御「そして怪我人の手当を……、









＿＿＿＿＿カナエ。」





カ「御意！」

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