24話 ページ27
釘崎side
単刀直入に言う、私は花宮Aが嫌いだ。
初めて会ったのはあの日の任務帰り。
同じ高専の服を来ていたから男だけに囲まれずに楽しくやって行けると思って目を輝かせた。
でも視線に気づいたにも関わらず目線を逸らされた。
その時は怪我をしているのが恥ずかしいのかと思ったけど、そんなことは全くなく、元から仲良くする気なんてなかったらしい。
期待外れなことを言われ尚且つ偉そうな態度に腹を立てたのが嫌いの原因となった。
任務の翌日、伏黒とあいつに昨日の報告と虎杖の死を告げられた。
正直に言えば悲しかった。
伏黒も分かりやすく悔しそうな、泣きそうな顔をしていたのにあいつは無表情。それに余計腹が立ち胸ぐらを掴んだ。
釘「てめぇ!んだよその顔は!仲間が死んで悲しくねぇのかよ!!」
伏「おい辞めろ!」
それでも何も言わなくてカチンときた。
釘「なにか一言ぐらい言えよ!」
伏「釘崎!!」
伏黒が止めに入るがそんなの関係ない。さらに壁に叩きつけ胸ぐらをぐいっと引っ張ると、
「………れ」
口を開いたかと思えばちっさな声。
釘「はっきり喋れ!!」
「…はぁ、何それ。」
釘「あ゛ぁ!?」
「今胸ぐら掴んでるけどさ、あなた昨日誰に助けて貰ったの?助けて貰った態度がそれ?私たちが来なかったら今頃あなた死んでたのに?
私初めに言ったよね、よろしくする気ないって。勝手に仲間意識持たれても困るんだけど」
釘「勝手すぎんだろお前!何のために呪術師なったんだよっ!!」
「いい加減にしてよっ…何も知らないくせに、偉そうになって一体なんなの?!あなたに私の何が分かるって言うのよ!!」
しばらく睨み返されたあと掴んでた服を離した。
確かに私は名前ぐらいしか知らない…
言い返された言葉が全部正論で何も言い返せなかった。
伏黒side
「…大丈夫?」
伏「?」
「…いや、死を見るの慣れてないんじゃない?」
伏「まぁ…」
任務があったの翌日、今まで無関心だった花宮が話しかけてきて、それは動揺した。
伏「その言い方、自分は慣れてるみたいな言い方だぞ。」
とりあえず、いつも通りの俺で返してみた。
「…慣れてるよ。けど、いざ目の前でそうなると、すごく悲しい。お母さん思い出すし」
伏「それって…」
「釘崎さんとこ行こ。」
また遮られた。
一体花宮、お前は何を隠してるんだ…?
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モチモチ(プロフ) - わっぱみがきさん» え!それは良かったです!!好きな作品同士のお話私案外好きなのでおすすめですよ😚 (11月18日 20時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき - 夢主以外で鬼滅キャラ出てくるの見るの結構躊躇っちゃったけど勇気だして見たら最高すぎてとんだ(?)作者さんがかく作品だからなんだろうけど普通にハマりました!これで読めるジャンル増えました!神!! (11月1日 10時) (レス) @page50 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 奏さん» うわーぁぁん!!10回も読んでくださってるなんて恐縮でしかありません😭 ありがとうございますっ!!! 私は新たに推しが増えてしまい困ってます() (2022年9月24日 20時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - もうかれこれ10回くらいこの話全話読んでます(笑)感動もするし何より飽きない!この話作ったのすごすぎません?笑 推し→鬼滅の刃は胡蝶三姉妹、無一郎 ハイキューは月島 呪術廻戦は伏黒、真希さん 東リべ マイキー、ドラケン、千冬、場地さん、三ツ谷です! (2022年9月24日 16時) (レス) @page1 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - シンアさん» はじめましてっ!素晴らしいと言ってもらえてすごく嬉しいです!!😭 推ししか勝たんですよ!笑 よかったら、今東リベの作品で、シンアさんの推しである蘭ちゃん書いているのでよかったら見ていってくださいねっ! (2022年2月6日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチモチ x他1人 | 作成日時:2021年5月30日 15時