元花柱の女の子

16話 ページ19

「…煉獄さん、すみません。お恥ずかしい姿を見せてしまって…。」



煉「…やはり記憶を持ってたのか！気にする事はない！無事で良かった！！」



「あと、…あの時 煉「上弦の参のことか？何度も言うが気にする事はない！」っ…」





しどろもどろになりながら話すとまたも察してくれた。





「私は…！弱いの…ですか…？ﾋｸｯ

己自身を、守ることも…出来ず、柱とっ…名乗っていいんでしょうか…ﾋｸｯ」




煉「…もう泣くでない。君の実力は充分強い、俺が保証しよう。君は立派な花柱 花宮Aだと！」






やっぱり、強いな…煉獄さん。





あなたにそう言って貰えるのならば、もう一度、私は立ち向かいます。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





煉「気をつけるのだぞ！またどこかで会おう！」


「はい、煉獄さんもお気をつけて」


煉「うむ！」


そう言って煉獄さんと別れた。




(もう夕方か…早く帰って手当しないと。背中の傷は残るかなぁ…腕も痛い…)



まだまだ鍛錬が足りない……もっと強くならないと。



「＿＿＿、＿＿＿！」


「＿＿＿＿＿＿。」


「＿＿＿＿＿＿、＿＿＿。」







ふと、どこかで聞いたことあるような声が聞こえてきた。





五「あ、A！」




「…げ」




最悪…、1番出会いたくない人達だ…。



五「ちょっとちょっと、聞こえてるからね？！てゆーかボロボロじゃん！どーしたの？」




伏「…訓練に参加しないからこうなるんだよ」ﾎﾞｿｯ




「っ、…」



そんなの1番自分がわかってる。




「…」ﾁﾗｯ




あの子かな、新しい1年生。

凄く目キラキラさせてるけど、私あなたとよろしくなんてしなくないよ。





五「ちょっと無視ー？ま、いいや。しょーこに連絡しておくから治療受けてもらってね。」



まずしょーこって誰？わかんないよ…。



歩いて歩いて、先生達が見えなくなるところまで歩くけど、高専までの道のりはまだ長い。




誰かに甘えるのは自分の弱さ…


誰にも頼らなくても出来なきゃ…


「あっ…」



足が絡まって転びそうになった時、誰かが支えてくれた。



伏「ほんと、世話かけんなよ…」


「なっ…んで」


伏「五条先生から頼まれたんだよ」



〜〜〜

私が去ったあと…


虎「大丈夫かな、あの子…」


釘「感じ悪っ！なんなの！？あいつっ！てゆーか誰？！」


五「根は優しい子だよ。僕の感だけどね。1年生の花宮Aさ。でも確かに心配だね。恵、高専まで送ってあげてよ！」

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