44話 ページ45
人気もなくなり談話室が静かになった頃、私とドラコは向かい合った状態で座っていた。
かれこれ五分は無言の状態が続いている。
何か喋らなければと思い、深く深呼吸をしてドラコの方に顔を向けた。
『あ、その、この間は､､「すまなかった｣ え？』
「だから、その、すまなかった｣
『あ、その、とりあえず何か飲む？』
向こうから先にくるとは思わず咄嗟にそう返してしまう。
さすがにこれだと気まずいので、とりあえず紅茶を淹れて今度は向かい側ではなくドラコの隣に腰掛けた。
「悪いな｣
『いいのよ。私も少し話したいことがあったから』
その後、少しずつ互いにペースを取り戻し、そして、いつものように会話ができるようになった。
『私ね、思った以上に自分のこともよく知らなかったみたい。自分のことコントロール出来ないくせにあなたのこと責めるようなこと言ってしまって､､､』
『本当にごめんなさい』
やっと謝ることができた。
本当はもっと言いたいことがあったけどこれぐらいの方が伝わると思ったから。
「いや、僕の方こそ悪かったさ。
君と僕じゃ違うことだって沢山あるのに、君のこと分かったつもりでいたよ｣
そう言って紅茶のカップに口を付けるドラコに小さく笑みが溢れる。
『ドラコも成長したのね』
「なっ､､､！それは余計だ｣
『なによ、褒めただけなのに』
それからしばらく話せなかったことを二人で思う存分話した。
もちろん、三人とはグルだった訳ではなく、少し話すだけの仲だと言うことも。
その時のドラコの表情は何処か納得の行って無さそうなものだったけど。
気が付けば時計の針は午前0時をまわっており、紅茶もすっかり冷めていた。
「もうこんな時間か｣
『そろそろ寝た方がいいわね。それじゃまた明日』
「あぁ、また明日な｣
部屋に戻った私はパンジー達にバレないようにそっとベッドにはいる。
ポッター達は無事だろうか。
賢者の石は見つかったんだろうか。
そもそも犯人は誰だったんだろう。
本当にスネイプなのか？
それとも例のあの人､､､？
でもとりあえずは自分のやるべきことはちゃんと出来たんだ。また明日からはいつも通りの日常に戻るはず。
いろいろ考えてるうちにまぶたが重くなってくる。それ以上は何も考えずにただただ夢の中に吸い込まれていった。
きっとポッター達なら大丈夫だ。
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lkwisterven - みかーんさん» 変人だと思われないよう気をつけてくださいな (2019年10月14日 2時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ありがとうございます、、ハリーとの絡みで発狂しときます() (2019年8月23日 19時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ハリー落ちの無さにいつも絶望してるのでお願いしたいですむしろ全員オチでも全然見ます(私2推しがセドリックで..w) (2019年8月18日 7時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
月輝 ひのか(プロフ) - みかーんさん» ありがとうございます！ボチボチ頑張って行こうと思います笑 主も結構ハリー好きなのでオチどうしようかなぁ、って思ってるんです。もう全員オチにしようかn(((殴っ (2019年8月16日 11時) (レス) id: 461cc503e4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - 次回も楽しみにしてます是非ともオチをハリーに.. (2019年8月16日 8時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月輝 | 作成日時：2019年5月12日 21時
