標的49 ページ50
ツナside
母さんの手伝いに行ったAと
手元で完成した拳銃を呆然と交互に眺める。
ツナ「A…銃の仕組み知ってたんだ。
そういや…有幻覚の武器でも拳銃を使ってたような…」
リボ「…前、Aがクロームの内蔵を補った時にも言ったが
術士が現実のものを作り出すには、それ相応の知識が必要だ。
…あいつは、前の世界にいたときから
人体の仕組みも武器の扱いも知ってるみたいだな。」
リボーンの言葉に俺は少し不安を覚える。
Aが…ここに来る前から知ってた？
もしかして…前の世界でもマフィアだったりしたのかな…。
リボ「ツナ、お前も頑張って１０秒くらいで拳銃を組み立てられるようにならねーとな。」
話題を変えたリボーンに、俺はいつもの調子で反論する。
ツナ「だーかーら！なんで俺がこんなこと覚えないといけないんだよ！？」
リボ「リングがなくても強くなりたいって言ったのはお前じゃねーか。」
ツナ「そ、それはそうだけど…」
さっきの戦いで…リングを持っていなかった俺はAに守られることしかできなかった。
Aは、ウルを出したとはいえ
大の男にほとんど体術だけで勝っていたのに…
俺は…それを見て足手まといになるだけで…
すごく悔しくて、惨めだった。
リボ「…お前は、リング争奪戦前や未来での修行で確実に体力はついてる。
だが、護身術なんかの型を覚えちまうと
戦闘スタイルが崩れちまうんだ。
お前の強みは相手の予想を超える自由な攻撃だからな。」
ツナ「だからって、いきなり拳銃のこと教えられても…」
リボ「これが人を守るのに1番手っ取り早いだろ。
第一、仮に空手や柔道を教えても
運動オンチのお前が習得するのにどれくらいかかるかわからねえ。」
ツナ「…はいはい、すみませんね。
運動オンチで。」
不貞腐れながら、チラリともう1度Aの方を見る。
…まだ、その強さにも
その賢さにも…俺は追いつけていない。
ツナ(今のままじゃ…Aの隣に立つ資格なんてない。
だから…なるんだ。
少しでも強く、Aが頼れるような人に…。)
そんな決意をする俺の姿を、
リボーンだけがニッと笑いながら見つめていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者からのお知らせ
これで話数がいっぱいになるので、次回から2へと移行しますが
短期間だけ更新停止します。
詳しくはコメント欄の�，�
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね！では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います！ (2016年5月17日 22時) (
レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える（オレを俺に変えたり）する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました！やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです！花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します！こらからも応援してます！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月3日 21時
