標的44 ページ45
ウルと共に、相手の弾丸を嵐の炎で分解しながら敵のもとへと走っていく。
貴「…1」
1番近くにいた男にウルが噛み付くのを見ながら、カウントを開始した。
貴「2…3…」
サングラスをかけた男と坊主頭の男の首に回し蹴りを食らわせ…
それを見て抵抗しようとする最後の1人の鳩尾に、重い一撃を喰らわせる。
貴「4…と。
呆気ないな。
10分もかからなかったか。」
カウントを終え、4人の男が完全に気絶したのを確認していると…オレは不意に違和感を覚えた。
貴(あれ…確かこいつら『5人』いなかったか？)
その直後、離れていたツナの方から声が聞こえてくる。
男1「
ツナ「A…！」
バッと振り返るとそこには…ツナの頭に拳銃を突きつける男の姿。
その手にはめられたリングからは…微かに霧の炎が出ている。
貴(！ 炎を使える奴がいたのか…)
オレが倒した4人は目眩まし。
戦闘の間に幻覚で姿を隠し…ツナを人質に取ったわけだ。
ツナ「A…ごめん…ごめん…！」
武器を持たないツナが自分を責めるようにオレに謝る。
オレは相手を刺激しないようにウルをしまいながら…それを聞いていた。
ツナ「お、俺のことはいいから逃げて…ぐっ！」
男1「
俺に逃げるように言うツナの言葉を唐突に男の拳が遮る。
殴られたツナの右頬が赤く腫れたのを見て…
プチっと、オレの中の何かが切れた。
貴「…ツナ、オレは逃げないよ。」
ツナ「…え。」
冷静に呟きながらも頭の中は相対的に怒りで熱くなっていく。
左目のコンタクトに記される炎圧が、次々と数値を更新しながら上昇を始めた。
自然と…右手の虹のリングに炎を灯す。
貴「…その男が、オレの『大切』に手を出した時点で
オレはもうそいつを許す気はない。」
目の前の男がツナを傷つけたという事実と
自分の強さを信じるあまりに生まれた油断が、ツナを危険な目にあわせたという今の状況に…
ひどく…腹が立つ。
貴「…ただで済むと思うなよ、馬鹿野郎！」
そう叫びながらリングから出た炎を男へ向ける。
同時に、男もツナへと向けた銃口の引き金を引くのが見えた。
その時、右目のコンタクトに映ったオレのリングには…
『新種の炎』という文字が淡々と表示されていた。
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね！では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います！ (2016年5月17日 22時) (
レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える（オレを俺に変えたり）する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました！やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです！花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します！こらからも応援してます！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月3日 21時
