標的43 ページ44
オレと対象の周りを真っ白な幻覚空間で覆い、他の通行人の目に止まらないようにする。
トリカブトの見様見真似でやった技だが…やはり、炎の消費が激しい。
貴(敵を倒せるまで、この空間を維持できればいいが…)
そんなことを思いながら、コンタクトのディスプレイをチラリと見る。
『全FV 20万/リング放出量 40% 体内残量 60%』
…昼の戦闘で炎を使い果たしたせいで、まだ完璧に戦える状態ではない。
自己分析をするオレの目の前に、スーツ姿の男5人が立ちはだかる。
男1「…
貴「!…お前ら…イタリアで俺を追ってきたやつらか…」
見覚えのあるその男たちは、ヴァリアーと出会う直前にオレが倒した男たちだった。
レヴィさんに捕まったと思ったが…どうやらうまく逃げて日本までオレを追ってきたらしい。
ツナ「こ、こいつらがイタリアでAを狙ってた奴ら!?」
やっと事態を把握したツナが慌てた顔でそう尋ねる。
それにオレは、敵から目を離さずに答えた。
貴「ああ…炎は使えないと思うが武器の扱いは上手い。」
ツナ「ど、どーしよう!
俺…マフィアと関わりたくなくて、ベッドの下にリング隠してきちゃったよ!!」
貴「!」
確かに…ツナの指にはリングがはめられていない。
…ということは、死ぬ気丸も持っていないだろう。
貴「…大丈夫。奴らの狙いはオレだ。
自分が蒔いた種は自分で芽をつむよ。」
ツナを安心させるように微笑み、オレは敵へと再び向かい合う。
貴「…さっさと決着つけようか…」
嵐の炎を纏ったウルを出し、少しの殺気を込めながら相手を威嚇する。
『全FV30万/リングからの出力 40% 匣兵器への供給 30% 体内残量 30%』
…覚悟を込めて炎圧は上がったが残りの炎は少ない。
貴(…この状態を維持できるのは10分ってところか。)
なら、その時間内に完璧にこいつらを倒し…
貴「体力余らせて、ツナと買い物行かねーとな。」
そう呟いたオレに目の前の男たちが容赦なく黒い拳銃を構える。
男1「…
何か指示を出した男の声と
ほぼ同時に鳴り響いた複数の発砲音が、オレの耳に届く。
それに合わせてオレも武器を出し…
平穏な町の中、戦いの火蓋が切って落とされた。
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね!では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います! (2016年5月17日 22時) (レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える(オレを俺に変えたり)する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました!やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです!花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します!こらからも応援してます! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・ | 作成日時:2016年5月3日 21時