検索窓
今日:17 hit、昨日:31 hit、合計:600,879 hit

標的43 ページ44

オレと対象の周りを真っ白な幻覚空間で覆い、他の通行人の目に止まらないようにする。




トリカブトの見様見真似でやった技だが…やはり、炎の消費が激しい。




貴(敵を倒せるまで、この空間を維持できればいいが…)




そんなことを思いながら、コンタクトのディスプレイをチラリと見る。


『全FV 20万/リング放出量 40% 体内残量 60%』



…昼の戦闘で炎を使い果たしたせいで、まだ完璧に戦える状態ではない。





自己分析をするオレの目の前に、スーツ姿の男5人が立ちはだかる。




男1「…Far passare l'anello!(リングを渡せ!)



貴「!…お前ら…イタリアで俺を追ってきたやつらか…」





見覚えのあるその男たちは、ヴァリアーと出会う直前にオレが倒した男たちだった。



レヴィさんに捕まったと思ったが…どうやらうまく逃げて日本までオレを追ってきたらしい。






ツナ「こ、こいつらがイタリアでAを狙ってた奴ら!?」




やっと事態を把握したツナが慌てた顔でそう尋ねる。


それにオレは、敵から目を離さずに答えた。






貴「ああ…炎は使えないと思うが武器の扱いは上手い。」



ツナ「ど、どーしよう!
俺…マフィアと関わりたくなくて、ベッドの下にリング隠してきちゃったよ!!」



貴「!」






確かに…ツナの指にはリングがはめられていない。



…ということは、死ぬ気丸も持っていないだろう。





貴「…大丈夫。奴らの狙いはオレだ。
自分が蒔いた種は自分で芽をつむよ。」





ツナを安心させるように微笑み、オレは敵へと再び向かい合う。





貴「…さっさと決着つけようか…」






嵐の炎を纏ったウルを出し、少しの殺気を込めながら相手を威嚇する。





『全FV30万/リングからの出力 40% 匣兵器への供給 30% 体内残量 30%』




…覚悟を込めて炎圧は上がったが残りの炎は少ない。





貴(…この状態を維持できるのは10分ってところか。)







なら、その時間内に完璧にこいつらを倒し…






貴「体力余らせて、ツナと買い物行かねーとな。」








そう呟いたオレに目の前の男たちが容赦なく黒い拳銃を構える。





男1「…Uccidi!(殺せ!)







何か指示を出した男の声と
ほぼ同時に鳴り響いた複数の発砲音が、オレの耳に届く。





それに合わせてオレも武器を出し…
平穏な町の中、戦いの火蓋が切って落とされた。

標的44→←標的42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (385 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
542人がお気に入り
設定タグ:REBORN , 逆ハー , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね!では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います! (2016年5月17日 22時) (レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える(オレを俺に変えたり)する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました!やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです!花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します!こらからも応援してます! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2016年5月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。