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標的34 ページ35

主人公side





連れてこられたのは、町外れの山の中。


断崖の下、砂利だらけの河原にオレたちは立っていた。






ツナ「ここ…リング争奪戦で俺とバジルくんが修行した場所じゃん!」



貴「こんなところで、何を…」




わざと人の目につかない場所に来たってことは、それだけやばいことをやらされるんだろうか…。



不安そうなオレに、リボーンさんが返答をする。




リボ「A。お前には今から雲雀と全力で戦ってもらうぞ。」


貴「…その目的は?」




ぶっちゃけ、雲雀さんはこの世界に来ていきなり咬み殺されたときから恐怖の対象だ。



できれば戦闘とかしたくないんですけど…。




リボ「お前は昨日…リングの力が弱まってると言ってたな。」




雲雀「!

…へえ。なら今の君は、未来で戦った時より弱いんだ。」




少しオレに興味を無くしたらしい雲雀さんに好感触を覚えながら、オレは口を開く。




貴「ええ。夜の炎は使えませんし…ある程度炎を使うと、虹のリングも反応を示さなくなります。」



昨日竹寿司でした説明を、もう1度雲雀さんにも聞こえるようにする。


すると、リボーンさんが真剣な表情で口を開いた。



リボ「…なぜリングが使えなくなったのかはわからねーが
俺としてはお前が『今どのくらいの強さで、どの程度自分の身を守れるか』ってのを把握しておきてーんだ。

9代目も心配してたしな。」



貴「!…9代目が。」




…おそらくヴァリアーからの連絡で、オレがどこかしらの組織に追われていたのはもう知っているんだろう。



そんな時にオレの力が弱くなったんだから…心配するよな。




リボ「お前が予想以上に弱っているなら、ボンゴレとしては幻のリングとその使用者を保護するために対策を練らなきゃならねえ。

だから、お前の戦闘力を見せて欲しいんだ。」



ツナ「…でも、なんでその戦闘相手を雲雀さんに?」





確かに…相手は雲雀さんじゃなくて獄寺とかツナでも良さそうだけど。




リボ「俺の予想では、今のAの強さは雲雀といい勝負のはずだ。」



リボーンさんがそう言った横で、雲雀さんがオレをギラリと睨む。



そりゃ、弱ってる状態のオレと互角とか言われたら怒るよな…。








雲雀「そういえば君、未来で僕と戦った時は手加減したらしいね。

今回こそ…本気出してよ。」






そう言ってトンファーを出しながら、雲雀さんが肉食獣の笑みを浮かべた。

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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね!では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います! (2016年5月17日 22時) (レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える(オレを俺に変えたり)する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました!やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです!花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します!こらからも応援してます! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月3日 21時

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