標的20 ページ21
次の瞬間、ガラッと扉が開き…
オレは憑依が解けて倒れこむクロームちゃんをキャッチしながら、そちらの方向を見る。
そこに立っていたのは、学ラン姿の…風紀委員長様。
ツナ「ひ、雲雀さんー！？」
雲雀「ワオ、何この群れ。」
そう言いながらトンファーを構える雲雀さんを見て慌てたオレは
クロームちゃんを千種に引き渡しながら、雲雀さんをカウンター席へ案内する。
貴「ひ、雲雀さん！群れのないカウンター席に行きましょう！」
空気を読んだツナたちがカウンター席を空け、リボーンさんの横に雲雀さんが座る。
雲雀「やあ、赤ん坊。」
リボ「よ。お前もAが帰ってきたのを祝いに来てくれたのか？」
貴「えっ…」
リボーンさんの言葉を聞いて一瞬喜ぶが、雲雀さんはそれを即座に否定する。
雲雀「そんな無駄なことに時間を使う暇はないよ。
僕は晩御飯を食べに来ただけだ。」
貴「で、ですよねー。」
ガックリと肩を落とすオレを横目に、山本の親父さんがおしぼりを雲雀さんに手渡す。
オレは雲雀さんの１つ隣に座りながら、騒がしい心臓を落ち着かせようと必死になる。
貴(…骸さんは手にキスしてくるし、急に雲雀さんは来店するし…落ち着いてる暇がない)
骸さんの唇の柔らかさを不意に思い出す。
いろんな驚きでバクンバクンとしている心臓を静かにさせようとしていると…不意に、オレの手を雲雀さんが取った。
貴「ん？…え、あの…？」
右手でおしぼりを持ち、左手でオレの手をさっきの骸さんのように取る雲雀さんに困惑していると…
雲雀さんがオレの手の甲をおしぼりで擦り始めた。
貴「！？
ひ、雲雀さん…摩擦熱！オレの手の上で摩擦熱と熱々おしぼりの相乗効果が発揮されてますけど！？」
あまりの熱さにバッと手を庇うと、雲雀さんは自分の席に戻って新しいおしぼりを受け取る。
貴「な…何を…。」
思わず涙目のオレに、雲雀さんがお茶を一口飲んでから淡々と答えた。
雲雀「君の手を見るたびにあいつの気色悪い挨拶を思い出してイラつきたくないんだ。
僕の街に住むっていうならあいつと関わるのやめてもらえる？」
もしかしてこの人、骸さんがキスしたところ…見てたのか？
それだけでこれって、どんだけ骸さんのこと嫌いなんだよ…。
そんなことを考えて苦笑いのオレを、ツナがモヤモヤとした顔で見ていることに…オレは気づいていなかった。
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね！では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います！ (2016年5月17日 22時) (
レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える（オレを俺に変えたり）する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました！やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです！花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します！こらからも応援してます！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月3日 21時
