双子な二人はラブラブです

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涼介side




しばらくすると廊下から知念の大きな声が聞こえてきた。




すごい怒ってる。



なんて思いながら､知念が帰ってくるのを待ってた。





ガチャ



｢涼介ごめんね？はい､僕が沢山ギューしてあげる！｣

って言いながら抱きついてきた。
俺もそれが嬉しくて知念の背中に腕を回す。



しばらくすると





ピーンポン



あれ？今日､誰か来る予定だったのかな…？


それなら俺､邪魔者だよね。




なんて考えてると




｢涼介｣



って知念とは違う俺の大好きな人の声が

聞こえてきた。




あー俺とうとう幻聴が聞こえてくるようになったのか…ふふっ



どんだけ大ちゃんのこと好きなんだよって1人の世界に入ってると




｢涼介､ごめんな、、、｣


｢大ちゃ、？｣


確かに俺は今､大ちゃんに抱きしめられている。


嘘……………………

幻聴じゃなかったんだ…

しかも大ちゃんとお話が出来てる…




そう思うと嬉しくて嬉しくて涙が出てきた。



｢うわぁぁぁぁぁぁん｣

｢ごめんな…ごめんな…よしよし｣


大ちゃんはずっと謝りながら

俺の頭を撫でてくれてる。


しばらくして落ち着いてきた俺。

辺りを見渡すと知念は居ない。



恥ずかしいけど大ちゃんと目を合わせると

いつもの笑顔で




｢涼介､大好きだよ…｣


って言ってくれた。



俺は安心して眠ってしまったらしく

大ちゃんに抱っこされながら車に乗り

今は2人の家まで帰ってきたらしい。





辺りを見渡すと外は真っ暗。


そーだ、知念にお礼言わないと、



緑のアイコンのアプリを開くと

1件の通知が



それはまさしく､俺が連絡しようと思っていた相手。



"涼介！仲直り出来て良かったね！今度は僕の大好きな餃子､奢ってよね！"


なんて知念らしいメール。


俺は


"もちろん。今日はほんとにありがとな"



それだけ送って1階へ降りると


また大ちゃんの後ろ姿。




話しかけるのは怖かったけど

勇気を振り絞ってまた話しかけてみる。


｢大ちゃん…おはよ｣


すると



｢涼介！起きたんだ！よし！大ちゃんのここおいで？｣

って言っていつもの膝に乗せてくれる。









神様。俺は今､世界一の幸せ者です…。


大ちゃん､大好きだよ。





❦ℯꫛᎴ❧

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