俺がママ…？２(ar

＃６９☆ ページ19

涼介side

あれから只々時間だけが過ぎていき日付も変わった午前4時前。

陣痛の痛さが大ちゃんの中の限界を超えたのか、2時間ほど前から体が震え始めちゃって過呼吸気味だったから酸素のチューブをつけてもらった。

大「はぁはぁ…うぅ…」

痛すぎて耐えられなくなった大ちゃんはナースコールで先生を呼んだ。

''どうされましたー？''

大「…せんせ…きて…はぁはぁ」

''分かりました、すぐ行きますね''

涼「スポドリ飲む？」

大「…のむ」

ストローキャップの付いたペットボトルを渡すとちょっとだけ飲んだ大ちゃん。

萌「山田さーん。結構痛い感じですかね？」

大「…いたい」

萌「出したい感じ出てきました？」

大「…力入っちゃう…はぁ…うぅ…」

萌「じゃあ、ちょっと内診しましょうか。出したい感じがあるならすぐそこにいると思うんでね」

そう言われ渋々準備する大ちゃん

萌「力抜いて楽にしててくださいね〜」

大「ふぅー…ん！いたい…(泣」

萌「９センチですね。子宮口もだいぶ柔らかいし、胎児も下の方にいるので、そろそろ分娩室に移動しましょうか。」

萌「多分ね、もう30分も経たないうちに産まれると思います」

そう聞くと大ちゃんの表情が少し緩んだ気がした。
すると服の裾を引っ張られた

涼「どうした？」

大「もう少しでお腹の子に会えるね」

涼「うん。楽しみ？」

大「すっごい楽しみ」

涼「ふふ笑。そろそろ行こっか？」

大「いく」

メンバーから応援の言葉を貰って分娩室へと入った

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