検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:774 hit

2 ページ2

.Aside





「は...???」



目を点にして口を開きっぱなしの彼、真冬くん



まあまあ整った顔が台無しな見事な阿呆面ね。



なんて、彼にそんな顔をさせたのは私なんだけど。



世間一般的には非常識な発言、それでも私にとっては最大の癒しを手にする大事な発言



それをいざ他人に向ければこうなるのは知っていた、しかしそれでも



彼は何でもすると言った。



自分の言葉に責任を持たない男が大っ嫌いな私にとって、それは最早誓いに等しい宣言なのだから。



こうなった以上、ヘブンを彼にはつくってもらわないといけない...!!!



「ちょっと、いつまでだらしない顔をしてるつもりなの」



「め、メイド?メイドってあの...メイド?」



「そう」



何度も言わせないでちょうだい、と睨みを効かせる。



「えと...その、ちょっとどういう意味か理解が追いつかないんだけど」



「言葉の通りよ」



開いた口が塞がらないみたい。



「じ、冗談だよね...?」



はあ?



ひ、と本気で殺すような目に彼が怯える。



「冗談なんで冗談じゃないわ。



いい?私の願いはひとつなの。」



「め、メイド服...」



わかってんじゃない。



あなたに叶えてほしいの、



それが落とし前ってもんでしょ。

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:百瀬らぶ | 作成日時:2018年10月20日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。