Story_9 ページ9
家に着いて出掛けるけどやっぱりカフェでゆっくりして考え事。
明後日は漫画編集者の専門学校に行く。
『光さんの編集者になる!』って夢、必ず叶えるから。
たくさん勉強もして認めてもらえるようにしないと。
そんな事も考えながら家に着けば、一人の寂しさにちょっとテンションが下がって…
専門学校にもちゃんと行っていろんな発見もあった毎日。でも一週間ぐらい八乙女さんに会ってない。
今日こそは会えるかな?
なんて、好きでもないのに、気になってるはずでも無いのにそんなこと考えちゃう。
【2012/6/8】
今日もいつも通り専門学校に行って帰ってくる。
のかと思ったら、帰り道にふと見かけた本屋さん。
周りの、綺麗で大きい建物とは反対に ぽつん と小さめで古い建物だった。
だから逆に目を引いたのかも
入ってみると一人もお客さんがいなかった。
ここに来てから一番落ち着く場所かもしれない。
小説や昔の本が大体で、その中でも気になった本に手を伸ばして中身を読んでみた。
面白くて、読んでたら時間が経っているのも忘れてしまう。
すると……
?『あっ、Aさん』
そう声をかけられた。
声がした方を見てみれば…
A『八乙女さん!』
そう、八乙女さんが居た。
なんで…?
偶然会えた事がすごく嬉しくて、心に花が咲いたように自分の表情もさっきより明るくなった気がした。
八乙女『どうしたの?』
A『あ、専門学校に行った帰りなんです。
この近くの道を歩いてる時に目に止まったので、来てみました。
…そういえばメガネかけてないんですね?』
前はメガネをかけてたけど、今日はかけてない。
もしかしてダテメガネだったのかな
八乙女『そうなんだ。俺、こじんまりしてて落ち着くから好きなんだよね』
そう言いながら微笑む八乙女さんから、本当にここが好きなんだなって伝わってくる。
八乙女『そうそう、今日はコンタクトにしたんだ〜
よく覚えてたね?一週間ぐらい会わなかったのに』
A『はい、何だか印象に残ってて…
というかコンタクトなんですね。
前のはオシャレでつけてるダテメガネなのかと思ってました。』
八乙女『え?俺オシャレとか気にしてないけどなー
…でもやっぱ気にした方がいいのかな?』
そうやって考えてる姿が可愛らしく見えて、少し笑ってしまう
八乙女『なんだよー、俺がオシャレしたら変?ははっ』
なんて二人で笑い合うこの時間が、今日で一番楽しかったりする。
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けいとる - カナさん» 全然大丈夫です!カナさんのペースでゆっくり書き続けてください!楽しみに待ってます♪ (2020年1月10日 23時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - けいとるさん» ありがとうございます!更新遅いですがよろしくお願いします(_ _;) (2020年1月10日 1時) (レス) id: a432cd4917 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - カナさん» ですね笑お金貯めます!更新されてて嬉しいです!頑張ってください! (2019年12月29日 17時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - けいとるさん» そうなんですか…!アリーナツアーだと北海道も公演しますけどドームツアーとなると一番近くて東京ですよね?行くとなれば大変な距離ですね(汗) (2019年12月28日 0時) (レス) id: a432cd4917 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - カナさん» そうなんですね!大変ですよね、。私は北海道住みで遠征したことなくて! (2019年12月26日 23時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナ | 作成日時:2017年11月2日 23時