私はアナタ専用~Y.Hikaru~

Story＿５ ~Daiki~ ページ5

彩芽さんを助けたその日からまったく接点は無く……


ついに卒業してしまった。



今になって、もしかしたら彩芽さんに避けられていたのかもって。一番考えられる理由だよね。






しかも俺、卒業してから分かった事もあって大分ショック受けてるんだよね。



でもそんなショックを受けてて行動に移さないのは良くないと思って、Aに宣言することにしたんだ。




【2012/5/26】
大貴『A、俺気づいたんだ。

お見合いしたくないってあの時は思ってたのに、
だんだんと彩芽さんへの気持ちが大きくなってた。


だから、気持ちを伝えたいと思ってる。』



A『！…………。そっか。



良かったじゃん！自分の気持ちに気づいて』




なんだか表情が少し悲しそうだった、。
なんでだ？

まぁ…気にしなくても良いのかな



大貴『うん、良かった！


でも俺自分からお見合い断ったことあるし…んー』



そうやって悩んでると、いつもAは



A『まぁまぁ、色々悩んでるより今の自分の気持ちを正直に伝えた方が相手に伝わるし、その方がいいんじゃない？』





こうやって優しくアドバイスしてくれる。


とまぁ、こんな感じでAに決意を言ったわけですよ。本当に頑張らないと！








.



ちなみに俺は親の仕事を受け継ぐかたちになってて、今は見習中。すぐに社長には上がれないし、色んな会社との関わりもあるから挨拶も含めて色々まわってるとこ。



【2012/5/28】
親父が珍しく俺の様子をうかがいながら


『前にお見合いをした彩芽さん、覚えているか？

結構時間が経っているから、再度お見合いをしないかと誘われているんだが、どうだ？』


と言われた。



俺はそんな良い話はないと驚く気持ちとともに、即答で


『する！！もちろんするよっ！！！』


と、自分でもびっくりするぐらい。親父も身体が驚きを隠せれないぐらいに驚いていた、それ程の声量を出してしまっていたんだと気づく。





それから3週間ちょっと経った、6月22日に二人の結婚式が行われた。




結婚式をする2週間ぐらい前の6月9日に彩芽とデートに行って、そこで彩芽が……！そういえば、彩芽さんから彩芽になったんだっ。へへ


んでその時に、俺が助けたあの日から彩芽も意識してたらしくて、しかも俺を見かけた時は必ず隠れたり遠回りしたりするって。


なんだ、二人とも同じような気持ちだったんだ…



まぁ、今こうして幸せに新婚生活を送ってるんだけどね？

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