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どれくらい泣いていたのか分からない。
時間が分からなくなるくらい泣いて、その間もずっとテヒョンに抱き締められていた。
きっと他の人から見たら玄関で大きな男2人が抱き合ってるのは変な光景に見えるかもしれない。
『 ……ごめん、服、』
「 そんなの気にしないで、…Aは、落ち着いた？」
『 …うん、』
抱きついたまま顔だけ上げてテヒョンを見る。
テヒョンの服は色が変わるくらい濡れてて、それは全部僕の涙。
気にしないでって言ってくれたけど、高そうだし流石に気にする。
『 服、貸すから、これ洗濯する、』
「 いいの？」
『 うん、あと今更だけどお風呂貯めるから入って、』
家に着いてから随分時間は経ったけど、きっと体は冷えたまま。
もう遅いかもしれないけど、有名人に風邪をひかせるわけにはいかない。
「 そうだ！一緒に入ろうよ！」
『 え？』
「 だから、一緒に入ろ！」
出た、テヒョンの4次元。
この感じ久しぶりだ。
なんか嬉しくてまた泣きそうだけど、テヒョンの言葉に驚きすぎて涙は出てこない。
だって大人の男ふたりが一緒にお風呂とか、駄目でしょ。
そんなに浴槽大きくないし。
「 だめ、？」
『 ……駄目、』
「 今まで一緒にいれなかったのに 」
『 …う、』
「 連絡すら取ってくれなかったのに 」
だんだんテヒョンが不機嫌になっていく。
不機嫌というより、悲しんでる感じ。
確かに僕が悪いけど一緒にお風呂は流石に駄目なんじゃないの。
「 …A 」
『 …ほら、入ってきて 』
「 Aも、」
『 ……、』
「 俺寂しいよ 」
テヒョンが○んだ目で僕を見てくる。
それは、ずるい。
僕、高校生のときからテヒョンのその顔には勝てなかったのに。
『 …入ろっか 』
「 いひ、」
一瞬で笑顔に変わったテヒョン。
満足気に笑って僕の手を握ってくる。
僕の大好きなテヒョンの笑顔。
もう見れないと思ってたのにまた見れた。
嬉しすぎて心臓ばくばくしてる。
「 あ、忘れてた 」
『 なに 』
「 俺とまた付き合ってください 」
『 っ、！』
音が出るんじゃないかってくらい一気に顔に熱が集まる。
恥ずかしい。
でも嬉しい。
朝はあんなに憂鬱だったのに、今はすごく幸せだ。
「 A 」
『 っ、付き合う、』
「 んふ、またよろしくね 」
もう死んでもいいくらい幸せ。
また恋人になれた。
こんなの夢みたいだ。
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田中(プロフ) - リズ憂孤さん» ありがたいです、、助かります、、 (2022年6月23日 8時) (
レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ憂孤(プロフ) - 大丈夫、待つのってわくわくして待ってられますよぉ、だからゆっくりでも問題なしです。ムリしないで下さいませぇ。 (2022年6月22日 18時) (レス) @page47 id: 5b67b5f4ec (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - うゆさん» うううう、ありがとうございます、、！本当に更新遅くて申し訳ないです、、頑張ります！！ (2022年2月6日 18時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 100年経っても待てる気がします！まじで主様の作品好きです！頑張ってください‼︎ (2022年1月15日 23時) (レス) @page29 id: 0686dad9b0 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - だぁさん» うわああありがとうございます！嬉しいです！！メンバーが年下いいですねえ、すぐには書けませんが時間を見つけて書かせていただきます！！ (2022年1月7日 17時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中
| 作成日時：2021年8月15日 0時
