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きっと、僕をずっと好きでいてくれたテヒョンにとって、あの日は本当に嫌な思い出でトラウマ的な出来事だったんだと思う。
僕がテヒョンの立場だったら立ち直れてない。
それでもテヒョンは僕の親に言われたことを気にして頑張って有名になって、また僕に好きって言ってくれた。
僕は臆病で逃げてばっかりだったのに。
「 …さっき、あんなことしちゃったし、話してるときも泣いちゃったけど、離れないで、」
『 ……テヒョン、』
「 …お願い、…俺もうAがいないの嫌だ、」
苦しいくらいに力いっぱい抱きついてきて、僕の胸に顔を埋めてる。
声も弱々しくて、なんだか体も震えてる。
僕も、好きっていう気持ちだけじゃなくて、あの日に考えてたことちゃんと言わないと。
『 …僕ね、僕のせいでテヒョンが傷つくの嫌だったの 』
「 なに、言って、」
『 練習生だったし、僕と付き合ってるのバレたら男同士でって言われるでしょ 』
「 っそんなこと、」
『 言われるよ、絶対、僕の親でも言ったんだから 』
勢いよく顔を上げて僕を見てくるテヒョン。
テヒョンの大きな目は○んでて、今にも涙が零れそう。
『 もともと女の子が好きだったテヒョンを振り回したのは僕だし 』
「 でも、それは関係ない、」
『 あるんだよ、僕がテヒョンを好きにならなければテヒョンは僕の親にあんなこと言われなかった 』
「 …なんでそんなこと言うの、」
テヒョンの声が少しだけ低くなった。
それでも1度話し出してしまったら止まらなくて、テヒョンの言葉を遮って続ける。
『 だから僕、テヒョンには男の僕じゃなくて女の子と付き合ってほしかった 』
「 それで、幸せになれ、って？」
『 うん、だって僕がいるせいでテヒョンに傷ついてほしくなかったから 』
「 なにそれ、」
『 だって、テヒョンを好きになったのも、親に紹介したのも、全部僕が悪いから、』
なんだかおかしくなってきちゃった。
言いたいことがぐちゃぐちゃだ。
でも思ってたことを言葉に出すと余計に心がずきずきする。
本当に苦しい。
「 さっきから言ってることを本当に思ってるなら、Aはなにも分かってない 」
『 え…、？』
なんか、テヒョンが怒ってる。
すっごく声が低い。
泣きそうだったテヒョンはどこに行ったの。
僕なにか怒らせること言っちゃった、？
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田中(プロフ) - リズ憂孤さん» ありがたいです、、助かります、、 (2022年6月23日 8時) (
レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ憂孤(プロフ) - 大丈夫、待つのってわくわくして待ってられますよぉ、だからゆっくりでも問題なしです。ムリしないで下さいませぇ。 (2022年6月22日 18時) (レス) @page47 id: 5b67b5f4ec (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - うゆさん» うううう、ありがとうございます、、！本当に更新遅くて申し訳ないです、、頑張ります！！ (2022年2月6日 18時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 100年経っても待てる気がします！まじで主様の作品好きです！頑張ってください‼︎ (2022年1月15日 23時) (レス) @page29 id: 0686dad9b0 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - だぁさん» うわああありがとうございます！嬉しいです！！メンバーが年下いいですねえ、すぐには書けませんが時間を見つけて書かせていただきます！！ (2022年1月7日 17時) (レス) id: c5526f2e67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中
| 作成日時：2021年8月15日 0時
