自称日本No. 1実況者の女【TOP4】-2- (ページ32)

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sideレトルト

俺はAと2人でこうして旅行に行くことはおろか、2人で出かける事すら数えるくらいしかない
それもいつも実況後とかイベント後だったから、今日みたいにオシャレしているAを見るのは初めてだったりする

しかも、考えすぎかもしれないけど、いや多分自意識過剰なだけなんだけど、俺のために可愛くお洒落してきてくれるなんて嬉しすぎる

だから、いつもAと遊んでいるうっしーとかキヨくんがちょっとだけ羨ましくて、嫉妬してる自分がいて、だからこそ今日はカッコつけたいななんて思ってしまうのである

『あ、電車長いからお昼ご飯買って行こうよ。』

無意識なのか、俺を惚れさせようとしているのか、、、多分前者だと思うけど、俺の腕を引き売店に向かうA

この子は普段からこういう事を何の躊躇いもなくやっているのかと思うと、今まで相当の数の男を虜にしてきた事も納得できる

『うーん、いっぱいあって悩むなぁ、、、レトさんは何にするか決めた？』

レト「そうだなぁ、、、、1番人気のお弁当にしようかな。」

『良いよね！炊き込みご飯美味しそうだもん。でも、私こっちの全国の有名お肉盛り合わせ弁当もきになるんだよね、、、。でも、2つも食べたら、デザート食べられなくなるじゃん？どうしよう。』

2つのお弁当を交互に見てうーんと真剣に悩んでる横顔を見ると自然に口元が緩んでいた
見た目はどんなに着飾っていても、中身はいつもと変わらないんだな笑

レト「お肉のお弁当にしなよ。炊き込みご飯少し分けてあげる。」

『ほんと！？じゃあ、お肉にする！』

パァッと笑顔になって、じゃあデザート選んでくるって駆け足でデザート売り場まで行っていた

そんな彼女の後ろ姿を見ながら、彼女の好きなトマトジュースとオレンジジュース、そしてお茶を2本カゴに入れた

色々言われたがお会計は俺が済ませ、電車に乗り込んだ

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