☆状況理解能力が高すぎる女 ページ9
sideA
突然、キヨくんから電話がかかってきた
深夜にもかかわらず電話かけてくるあたり、私が寝てても起こしてやろうとか絶対に用件を伝えてやるという彼の意図が読み取れる
嫌な予感もしたのだが、とりあえず電話に出る
『どうしたの？』
キヨ「何してんの？」
『編集。』
キヨ「ゲームしようぜ。俺ん家集合な！」
『、、、、、動画撮ってるでしょ。』
キヨ「はぁ！？」
『普段と声のボリュームが違う。』
キヨ「、、、お前さぁ、企画ぶち壊すのやめてくれる？」
『笑笑』
キヨ「もうカットだわ。」
『じゃあ電話切るね。』
キヨA「笑笑」
キヨ「待て待て。」
『やだよ。私も忙しいんだから。』
キヨ「、、、それ言われたら言い返せねぇ。笑」
『うそうそ。、、、えっと、深夜に今から遊ぼって言ったら遊んでもらえるかみたいな企画？』
キヨ「っ、お前すげーな！！！」
『あ、やっぱり。笑笑』
キヨ「俺の家に盗聴器仕掛けてるだろ。」
『そんな高級品買うお金ありません。』
キヨ「てか、ここからまた撮り直すから電話に出た時からはじめて。笑笑」
『今までのはカットね、りょうかい。』
キヨ「、、、はい、スタート。」
『あ、もしもし、キヨくん？今編集で忙しいから遊ぶのはまた今度ね。おやすみ。』
キヨA「笑笑笑笑」
キヨ「留守番電話か！！！」
『笑笑』
キヨ「もういいわ、全部カット！」
『あはは、おやすみ〜。』
キヨ「一生寝てろ！」
『キヨくんも早く寝なよ〜。』
後日、結局全部カットされる事なくキヨくんの動画で使われるのであった
という、過去の動画を見て今思う
私、声若くない！！！？？？←
、
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作者名：あ。 | 作成日時：2021年1月27日 0時
