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「天元はさ、どうやって死ぬのが本望だい?」
「あぁ?そりゃあ死ぬ時だってド派手にいくに決まってんだろ!」
「あっはっは!そうか、そうだね。君に聞いたのが馬鹿だったよ」
「おい」
立ち膝で頬杖をつき、静かに月を見上げる其奴
忍の任務も終わったため、少しばかり木の上でゆっくりしていた所で此奴がそんな事を言い出した
そんな下らない質問にもわざわざ俺らしく答えてやれば、其奴は馬鹿みたいに笑って巫山戯た事を吐かす
何だよ此奴
「そういうお前はあんのかよ」
「んー、そうだなあ…うーん」
「人に聞いといて手前がねぇのかよ」
「馬鹿言わないで欲しいね、あるよ私にも」
「んだよ」
其奴は「そうだなぁ」と、一言
『私らしく死にたい』
一つ隣の木の枝の上でそう呟いた其奴
俺は今だって、そう綴った声も、そう綴った顔も…全部、全部鮮明に覚えてる
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千聖(プロフ) - 目から鼻水?が出てきてやばいです (2月26日 1時) (レス) @page14 id: 1899f7b5ef (このIDを非表示/違反報告)
美園 - 感動しました。涙めちゃででやばいぐらいでした。ありがとうございます。 (2022年8月13日 16時) (レス) @page14 id: d0751a4b5d (このIDを非表示/違反報告)
櫂 - 泣きました、ありがとうございました。 (2022年1月23日 19時) (レス) @page14 id: aef1afb3d8 (このIDを非表示/違反報告)
はく(プロフ) - 天元さん、、やっぱ嫁の人数増やそう、、?ちょっと目から汁が、、、アアアッ (2021年11月20日 2時) (レス) @page14 id: 480d828c8e (このIDを非表示/違反報告)
れな - めちゃくちゃ感動しました。涙が溢れてもうやばかったです (2020年12月29日 20時) (レス) id: 75a44e24da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C吉 | 作成日時:2019年9月24日 0時