可愛い幼馴染 ページ5
『じゃあね、しょうくん』
「あぁ」
手を振り、指定された教室にそれぞれ向かう。
俺が心配しているのは、Aは友達が出来るかどうかだ。まぁ、Aに俺以外の人と関わるチャンスを今まであげなかった俺のせいでもある。
Aが心配になり、立ち止まって振り返ると、ケバい女が、Aに近寄っていた
Aとあんな奴、絶対に釣り合わない。でも、ここで俺が何かを言う訳にもいかない。
どうせ、一緒にいる関係にはならないだろうと思い、俺は何もAに言わない事にする。
Aside
「私、英子ってゆーの、よろしく」
どの中学校にも二人くらいはいた、少し派手めの女の子に話しかけられた。
『私、Aって言います、よろしくお願いします』
すると、急に笑いだした。
「あははっ、今どきメガネに敬語ってマジでいるんだ」
『え…？』
「どーせ中学でもろくこと無かったでしょ？
私が、あんたのこと"JK"に変えてやんよ」
(しょうくんがずっといたから、普通に楽しかったんだけどな)
「怖がんなって！」
そう言い、女子トイレに連れ込まれる
私からメガネを奪い、英子さんはカバンからヘアアイロン、ポーチを取り出す。
『え…！？これから入学式…』
「Aちゃん、目指せ高校デビュー！！」
コンセントを差し込んで、英子ちゃんは、ヘアアイロンを温める。
「JKブランドって、高いんだよ？」
温まったヘアアイロンを私の髪に挟む
「ほら、今日は、ちょっと巻くだけにしてあげるから、ね？」
意外と優しい英子ちゃんのされるがままに、髪の毛を内巻きにされる。
「前髪巻くから、目、瞑って」
『おでこに…絶対に当てないで…ね？』
「任しとけって！」
熱気を感じたけど、英子ちゃんの手つきはベテランで、すぐに終わった
「ほら、A！鏡見て！」
さり気なく、私のことを名前で呼んだ英子ちゃんは、フレンドリーなんだなと思う
鏡に映った自分を見ると
家を出た時の私とは思えなかった。
「Aって、やっぱめっちゃ可愛いんだって」
『…』
少しだけ照れくさくなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 574人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - warako917さん» ご指摘ありがとうございます。これから作品が良くなるように、参考にしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月21日 21時) (
レス) id: 590f485546 (このIDを非表示/違反報告)
warako917(プロフ) - 初めまして！話の書き方や原作を崩さないところが好きです！！１つ欠点を挙げるなら改行が多くて少しだけ読みにくいなと思いました！お気に入りに登録させていただきました、もう１つの作品もみてます。応援してます頑張ってください！ (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8cd1301237 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら | 作成日時：2019年2月4日 22時
