可愛い幼馴染 ページ36
やってしまった
Aを追いかける勇気も無かった
伸ばした手は、空気を掴む
Aはいつもより、1本早めの電車に乗るはずだ
Aがいない通学路を歩く
寂しい
"私は、しょう君といて、楽しいよ、すっごく楽しい、しょう君が、居ないなんて考えたことなかった
今まで、しょう君に頼り続けたから、もう面倒くさくなっちゃった？"
Aがそんなこと思ってた…
思わせてしまったなんて
今日、Aの家に寄って謝ろう
そうしたら、きっと許してくれる
いつも通りの通学路を1人で歩いた
、
、
『…』
いつもより早い電車は人が少ない。
リュックを抱きしめるように座る
目の前に、爆豪さんが座っている
なんだか気まずい
気付かないフリをしてリュックに顔を埋める
「おい」
明日から1人で学校かな…
「おいブス聞いてんのか」
私がしょう君離れしないと
突然リュクを取られる
『うわ』
思わず顔を上げると、爆豪さんが私のリュックを持ってすごい顔をしていた
「てめぇ…誰のこと無視してんだ……」
『あ、私に話しかけてたんですか？』
「殺すぞ」
『…今そういう気分じゃないんです』
「てめぇの気分なんて知らねぇよ」
『…察してください』
そう言い、下を向く
「…半分野郎か」
黙って頷く
「言ってみろや」
先程のドス黒い声とは比べ物にならないくらいに優しかった。
『…明日、本棚買いに行く約束してたのに、しょう君と言い合いになって…多分約束も無しになる…
しょう君の態度おかしくって、どうしたのって聞いたら……っ、』
話しているうちに、涙が出てきた
『俺といて楽しいか？って、聞いてきて、楽しいに決まってるじゃんか…』
爆豪さんが、私に制服のブレザーを頭にかけてきた
「…貸してやる」
『！！……ひっ…うぅっ、』
周りの人が私を見ているのを気遣って、ブレザーをかけてくれた
『私、しょう君離れするよっ……
だから、これからも、友達でいて欲しいの…』
頭に重みを感じる
「……泣けや」
『う、ぅんっ…ひっ、』
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さくら(プロフ) - warako917さん» ご指摘ありがとうございます。これから作品が良くなるように、参考にしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月21日 21時) (
レス) id: 590f485546 (このIDを非表示/違反報告)
warako917(プロフ) - 初めまして！話の書き方や原作を崩さないところが好きです！！１つ欠点を挙げるなら改行が多くて少しだけ読みにくいなと思いました！お気に入りに登録させていただきました、もう１つの作品もみてます。応援してます頑張ってください！ (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8cd1301237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2019年2月4日 22時
