コンビニの常連客が推しだった件について[ま/ふ/ま/ふ]

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いつもと変わらず今日もバイト。

｢いらっしゃいませー…あ。｣

｢…お釣りは要らないです。｣

まふくんだ、本当に来てくれたんだ…あんな態度取っちゃったのに。

｢来てくれたんですね。｣
｢ここが一番近かったんで…態々遠い所に行くのも面倒ですし…仕方ないんですよ。｣
｢はぁ、そうですか。｣

(素直じゃない人だな…)

｢あの、昨日はすみませんでした。｣

｢えっ…｣

｢そらるさんとかに話聞いてもらったら、どう考えても僕が悪いって言われちゃったんで…良くわかんないけど。｣

｢一言余計ですよ、まぁいいです…私もムキになっちゃったし、でも他のリスナーさんにはちゃんと優しく接してあげてくださいね？｣

｢わかってますよ、そんなこと。｣

｢はい、どうぞ。あんまり喋り過ぎたら先輩たちがうるさいので早く帰って下さい。｣

｢言われなくても帰りますよ！｣
そう言い捨ててまふくんは帰っていった。

｢変な人だなぁ…｣

あんなこと言いながらもちゃんと来てくれるのは、優しい証拠なんだろうな。

(私にだけ態度変えるのはムカつくけど…)

でも、そんな姿は私以外のリスナーさんには見せていないんだろうな…

私は当分まふらーを辞められないみたいだ。

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｢ちょっと、Aさん！絶対に常連客の人と話してたよねぇ？！…やっぱり狙っているの？｣

｢ないですよ、安心してください。｣

｢なんか怪しいんだよなぁ…｣

｢大丈夫ですって。｣

(やっぱりこうなるか、コンビニに来てもらうだけで良いんだから、最低限話すのやめよ…)

今日もちゃんと先輩たちに質問詰めされました。

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