コンビニの常連客が推しだった件について[ま/ふ/ま/ふ]

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｢あ、まふくんがツイートしてる。｣

まふまふ @uni_mafumafu
[さっきコンビニに行ったら店員さんが僕の
リスナーさんでした…どうしようバレちゃった。]

｢…もしかして、これ私のこと？｣

(別に、困るようなことはする気無いんだけど…)

｢まさか、これから一切あの店に来なくなるなんてことは無いよね…｣

そんなことになったら大変だ、先輩達がいつも以上に騒ぎ出す。半分がまふくん目当てでバイトしているから来なくなったなんて知ったら人が足りなくてこの店は潰れてしまう。

(それは絶対駄目…！)

｢晩御飯はいつもあのコンビニ助けて貰ってるのに…｣

(なんとしても、それだけは防がなくちゃ。)

って、いってもまふくんの家の場所なんて知らないから押し掛けることも出来ないし、リプなんて送ったらリスナーさんに殺されてしまう。

｢どうすればいいの…｣

晩御飯だけで必死になってるのもあれだけど、私ってばお母さんから離れて。一人暮らしだから、ご飯が無いと本当に困るんだよ。(ちゃんと成人してるが、ここ最近まで実家暮らしだった。)

prrrrrr(着信音)

｢ん、誰…？｣
人がこんなにも必死になっていい案を考えてる時に電話とは、空気が読めないのかな。相手によっては絶対に許さない…って非通知？

(こういうのって出ない方がいいんだっけ…)

｢…でも気になるから、ちょっとだけ。｣
誰かはわからないけど取り敢えず出てみる。
いい人だったら一緒に案を考えて貰おう。

？｢もしもし、Aやんな！久しぶり〜｣

｢…え、誰ですか？｣

｢いきなり酷ない？やっぱり覚えてないかー…中学のときに同じクラスだった坂田！これでわかる…よね？流石に。｣

｢あー…あの食いしん坊で有名だった坂田くんか。｣
｢どういう覚え方してんねん。｣

｢で、なんの用ですか？｣

｢今、実は俺動画撮ってるんやけど…中学の時の友達にインタビューって奴！他の人にも電話したんやけど殆どの人が出てくれないし、出ても断られちゃうし…で、Aまで回ってきたんよ！｣

(そりゃそうだ、非通知だからね。しかもいきなりこんなこと言われても皆断ることしか出来ないでしょ。)

｢つまり…？｣

｢もし良かったら、住所教えるからウチ来てくれへん？｣

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