・(あきと) ページ6
裕 :
「あっくんもやってこ？
ここ座って？」
あきと :
「俺、気になるとこないですよ」
そう言いながら俺はユニットに座った。
裕 :
「じゃあすぐ終わるね。
椅子倒すよ」
あきと :
倒れていくときに、チラッとたかひろ君を見ると、じゅんた君に寄りかかりながら座っていた。
…口内炎 3個はしんどいよな。
もっと早く気付いてあげたらよかったな…なんて反省していると、もう口元にライトが照らされていた。
裕 :
「あっくん開けてー？」
あきと :
「あー」
裕 :
「…んっ…？
ごめんあっくん、エアーかけるな」
あきと :
「へ？」
"シュー
あきと :
「いあっ！」
裕 :
「…あっくん鏡持って？」
あきと :
え、なに怖。
エアーがしみて、裕君に渡された鏡に写されたのは左上7番遠心からやられてる虫歯。
「え、これ俺虫歯じゃん」
裕 :
「奥磨きにくいからねぇ…
自覚なかったみたいだし、見つけられてよかったよ。
そこまで大きくなさそうだけど、治していく？
別に帰ってたかちゃんに治してもらうのでもいいけど。
あ、ちなみにここ以外は綺麗だし、歯石とかもついてないから安心してな」
あきと :
「まじかー。
全然気付かなかった。
痛くしないでくださいね？笑
お願いします」
裕 :
「奥だからちょっとしんどいけど頑張ろうな。
準備するからうがいして待ってて」
あきと :
そうして椅子が起こされた。
さっきまでぐったりしていた たかひろ君はもう歯科医と兄の顔になっていて心配そうに俺を見つめていた。
たかひろ :
「あきとごめんな。
もっと検診しておけばよかったな」
あきと :
「んーん！
俺こそたかひろ君の口内炎に気づけなくてごめんね」
じゅんた :
「…兄弟愛…笑」
裕 :
「ただいま」
たかひろ :
「裕君、俺アシスト入りますか？」
裕 :
「え、やってくれんの？
お願いしていい？」
たかひろ :
「もちろんです」
あきと :
たかひろ君が手洗いやグローブを取りに行く間、じゅんた君と2人になる。
じゅんた :
「歯医者さんってさ、自分の治療だと怖いって感じるの？」
あきと :
「どんなことされるかわかってるからその面での恐怖はないけど。
あ、でもさっきのたかひろ君みたいに何されてるかわかるからこその恐怖があることもあるよね。笑
まぁ自分の治療は、痛い痛くない関係なくやりたくはないけどね。笑」
じゅんた :
「そっか。
怖かったら手繋いであげるからね。笑」
あきと :
「のぞむじゃないから。笑
気持ちだけ受け取る、ありがとう」
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Tii(プロフ) - (￣▽￣)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2022年9月8日 22時) (
レス) id: f660f676f9 (このIDを非表示/違反報告)
(￣▽￣)(プロフ) - 今投稿されているともひろのお話が凄い好きで初めてコメントさせて頂きました！ともひろ可愛いです^^これからも頑張ってください💪お話楽しみにしています😊 (2022年9月8日 7時) (レス) @page29 id: ba96697f0b (このIDを非表示/違反報告)
Tii(プロフ) - アゲハ??@こはあげ＃まるあにシロイロキツネ担当さん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします！ (2022年8月6日 21時) (レス) id: f660f676f9 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ??@こはあげ＃まるあにシロイロキツネ担当(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも応援してます！ (2022年8月6日 20時) (レス) @page3 id: 759cc49492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tii | 作成日時：2022年8月5日 22時
