7人兄弟の歯科物語3

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りゅうせい :
「じゅんた君ってこーゆーとき、あきと君とかたかひろ君になんて言ってんの？」

じゅんた :
「へ？
詰め物取れたとき？」

りゅうせい :
「うん。
虫歯できたときとか」

じゅんた :
「普通に、詰め物取れたからつけてくれない？とか虫歯できたっぽいから診てくれない？って言ってるけど」

りゅうせい :
「いきなり？」

じゅんた :
「いきなり、、、んー…
まぁ、いきなりかな。
あきとー、歯痛いんだけど診てくれない？って」

りゅうせい :
「俺、どうやって言えばいいかわからないだよね」

じゅんた :
「だいきとかも、後で診てくれない？ってよく言ってるし、別にそんな気にしなくていいんじゃない？」

りゅうせい :
「…そっかぁ」

じゅんた :
「ふふ。笑」

りゅうせい :
「…笑わないでよ！」

じゅんた :
「ごめん。笑
今俺に、相談あるんだけど。って言ったみたいにさ。
それをたかひろか、あきとに言ったらいいんじゃない？」

りゅうせい :
「でもさ…
恥ずかしいから診せたくないの」

じゅんた :
「そしたら、歯医者さん紹介して？でいいじゃん」

りゅうせい :
「…それなら、たかひろ君とかあきと君に言わないで自分で予約してもいいのかな、診せないのに言われても困るかなって」

じゅんた :
「まぁりゅうせいももう子どもじゃないし、それでもいいと思うけど、2人はりゅうせいが相談してくれるだけでも嬉しいと思うよ？だから言われて困ることは無いと思う」

りゅうせい :
「でも言ったら、診せて？って言われるよね」

じゅんた :
「んー。まぁ心配だし言うかもしれないけど、そのときはいつもみたいに恥ずかしいって言えばそんな無理矢理、診てこないと思うよ」

りゅうせい :
「…そっかぁ」

じゅんた :
「ふふ。笑」

りゅうせい :
「ねぇ笑わないで！」

じゅんた :
「ふふ。笑
ごめんって。
そーんな悩まなくて大丈夫だって。
気楽な感じで、詰め物取れちゃったから歯医者さん紹介して！って言えば2人なら嫌な顔しないから。
どうしても言いにくいなら、メールでもいいんじゃない？」

りゅうせい :
「…うん。
そうするわ」

じゅんた :
「もー、りゅうせいかわいいなぁ」

りゅうせい :
「ちょっとじゅんた君！
もうこの話終わり！」

じゅんた :
「まぁ、一人で言いにくかったら俺もフォローするからさ。
そんな一人で抱え込まないの。
これがあったからお酒飲んでたの？」

りゅうせい :
「うん…」

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