9ノ亊~月光ノ刻の伝承 ページ10
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胡蝶「私の姉も君のように優しかった……」
炭治郎「……」
胡蝶「鬼に同情していた、自分が死ぬ間際ですら鬼を哀れんでいました……でもそれが姉の想いであれば継がなければと、姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やさず」
何処か心底疲れ切った顔をしていた
炭治郎はまじまじと見つめていた
胡蝶「炭治郎君は頑張って下さいね、どうか禰豆子さんを守り抜いてね」
炭治郎「頑張ります…」
その夜以降炭治郎は気合を入れて訓練に励んだ
胡蝶しのぶの継子である栗花落カナヲが
訓練の相手として徹底的に全集中・常中を身に付け
させた
四六時中全集中の呼吸を続ける事により
基礎体力が飛躍的に上がるのだという
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東京駅前
の中心で時計の針を見つめながら
『矢張りそうか、
自由自在に召喚し或いは目的地に送る事が出来る
道理で隠家が見つからなかった訳か………』
何も無い空間から突如現れた鬼
弍「なんだ?人間か、丁度いい喉が渇いていた」
肆「……腰に刀……貴様鬼殺隊か」
陸「だとしても不運な奴だな、下弦の俺らが相手するんだ一発で終わるな」
『下弦の鬼か……なら刀を振るう理由がない貴様達には興味が無い……刀を取り出す事が出来ない』
弍「初めてだな人間で俺達を驚きやしない剣士は
嗚呼雑魚人間を幾つ喰ったか……」
肆「ねぇ、彼奴やばいと思わない?」
女の鬼は下弦の弍の服を掴み震える
陸「追追、また逃げるつもりか?寶あの方に気に留められねぇんだよ」
肆「だって、何時もの一般剣士なら逃げるか焦って無防備に刀を振るう……彼奴には其れが一切感じられない!私達が動くのを待っている、……あの雰囲気から柱じゃっ」
弍「柱だから何だ、俺は下弦の弍だぞ
お前らの手を借りること無く殺れる……瞬殺だ」
陸「其れに
刀を取り出す事が出来ない……相当びびって嫌がる
緊張して膠着状態だ実に哀れだな」
『…………誤解をさせて悪かったわね、
我の刀は特別で下弦程度の鬼は刀が抜けないような
仕組みになっているのよ、全く不便よ
三人の下弦を目の前にしても刀がほら、抜けない
という事は私の脅威では無いこと』
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神龍 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年1月26日 11時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 大丈夫です。今かなり忙しい時期ですからゆっくりで大丈夫ですよ。気長に待ってますね。続き楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2020年10月15日 23時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - 三隣亡さん» そう言って貰えて嬉しいです!!ありがとうございます!更新遅くなってごめんなさい! (2020年10月5日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2020年9月15日 0時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - うんちっちさん» 有り難きお言葉に感謝します!ありがとうございます!! (2020年5月19日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年8月21日 6時