43ノ亊~不滅 ページ44
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_______________産屋敷輝利哉
齢八歳にして産屋敷家の当主となった
産屋敷長男である
｢俺が知りうるAは、其の程度で挫折する人間ではないよ｣
まだその歳にして、この肝の座り具合
先程にして、父と母、姉二人を失ったばかりなのに
己の成す事を即座に実行している
之がする産屋敷の器という訳なのだろうか。
私は上に立つ彼の圧に押され、息を飲み込み
立ち上がり、塵で被った服を払う
『御見苦しい姿をお見せして大変申し訳ありません
産屋敷輝利哉様』
｢鬼舞辻無惨以外に上弦の鬼も無限城に集まっている。既に戦闘を開始してる柱もいる｣
『……なら彼奴も居るって事か』
彼女は腰に刀を付け直して
髪を束ねる
｢私は貴方達を信じている、それしか私は出来ない｣
『なら、私がどんな手を使っても宜しいと言うことでしょうか？』
｢鬼舞辻無惨を倒し鬼を滅殺するのが遺された使命だ、父がAを信じたように、私もAを信じる｣
彼女は手を胸に置き、平伏す
『____________……必ずや
この場で終止符を打ちます』
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無限城の中は非常に複雑であった
これも鬼による血鬼術であろう
左右には襖があり、開く度に鬼が襲い掛かる
『…………何だこの余興は、雑魚鬼ばかりで腹立たしい』
指をﾊﾟﾁﾝと鳴らすと鬼は粉々になり消える
表情を変えず、只永遠と続く廊下を歩く
微かに感じる、柱達
みな御館様の死に嘆き、憎悪で身を燃やし戦っている
私もその時は、冷静に慣れず血迷った
然し輝利哉様の言葉を聞き、ごちゃごちゃとなった
頭を整理してくれた
だから私はこんなにも冷静でいられる
そのお陰で、耳を澄ませばこの無限城の状況が
理解出来る
『_______________…こっちに胡蝶が……下には鬼舞辻無惨がいる……突かれたら厄介ね……今殺る？いや、その前に殺さなければならない上弦の鬼がいるな』
足に力を溜めて、高速で廊下を走り
襖を開き、中を確認し目的の鬼を探す
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神龍 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年1月26日 11時) (
レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 大丈夫です。今かなり忙しい時期ですからゆっくりで大丈夫ですよ。気長に待ってますね。続き楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2020年10月15日 23時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - 三隣亡さん» そう言って貰えて嬉しいです！！ありがとうございます！更新遅くなってごめんなさい！ (2020年10月5日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです！！これからも頑張ってください！続きを楽しみにしてます！ (2020年9月15日 0時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - うんちっちさん» 有り難きお言葉に感謝します！ありがとうございます！！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2019年8月21日 6時
