39ノ亊~人ならざる者の行方 ページ40
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産屋敷耀哉 大部屋
産屋敷「……すまないね……真面に君と目を合わせられなくて」
体全体が包帯によって包まれ、病の気と云う物が
非常に深刻であった。
躰が動かせず、喋る事も息苦しい状況。
『……云え、こうやって産屋敷の温もりを感じるだけで私は幸せ者です』
産屋敷「A……君は聡明で鬼殺隊の中で誰よりも強い……だからこそ君に伝えるよ」
『其れは』
産屋敷「____________近々、鬼舞辻無惨が私の元へ来る……私を囮にして無惨の頸を取ってくれ……行冥にも伝えてあ……」
『なりません!!!!』
御館様の言葉を遮り、彼女は声を上げた
産屋敷「……A」
『産屋敷様を囮に等絶対に出来ません、私がこの手で鬼舞辻無惨を殺します、必ず!!だから!!!』
膝を立ち、肩に息が上がるのを、あまねがそっと抑えた
あまね「A様……」
産屋敷「何れ私も死ぬ運命なのだよ」
『其れでも!何故……貴方様が自らの命を放つと云うのですか……私は、望んでいません……私はこの刀に忠誠を誓いました……鬼を滅殺し、産屋敷耀哉を守ると……!』
産屋敷「本当はAにこの事を告げるか迷っていたのだよ」
『……え?』
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数日前
産屋敷「……私を囮にして……無惨の頸を取ってくれ」
悲鳴嶼「何故そのように思われるのですか?」
産屋敷「ふふ……勘だよただの……理屈はない
他の子供たちは私自身を囮に使う事を承知しないだろう……君にしか頼めない行冥……」
悲鳴嶼「この事は宝月嫻も耳には?」
産屋敷「いいや、あの子は多分一番に反対するだろうね。一番強い者は
悲鳴嶼「では伏せますか」
産屋敷「…………行冥ならどう思うかな」
悲鳴嶼「私は…………伝えるべきだと思います
私は宝月嫻を長く見てきました、凄まじい速さで強くなり簡単に鬼を殺していく。残虐に、慈悲なき戦い方ですが……何時も御館様一心であった事は感じていました。宝月嫻は御館様の言葉に救われたのだと思います。だからこそ真実を伝えるべきだと。現実を見せしめるのが妥当だと判断致します。
間違った道へ歩まぬよう_____________」
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神龍 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年1月26日 11時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 大丈夫です。今かなり忙しい時期ですからゆっくりで大丈夫ですよ。気長に待ってますね。続き楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2020年10月15日 23時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - 三隣亡さん» そう言って貰えて嬉しいです!!ありがとうございます!更新遅くなってごめんなさい! (2020年10月5日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2020年9月15日 0時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - うんちっちさん» 有り難きお言葉に感謝します!ありがとうございます!! (2020年5月19日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年8月21日 6時