27ノ亊~遊廓潜入 ページ28
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萩本屋に嘴平伊之助
京極屋に我妻善逸
ときと屋に竈門炭治郎
とそれぞれ潜入し個性を活かし店へ馴染んでいた
次から次へと遊女達が噂する宇髄の嫁の失踪
間違いなくこの遊郭に鬼が潜んでいることは間違いない
屋根の上で音を感じ取る宇髄天元
宇髄「今日も異常なし……(そう簡単に尻尾は出さないか、気配の隠し方の巧さといい……上弦の鬼か?)」
すると街が騒がしくなって、鈴の音が響く
宇髄「また花魁道中か……これじゃ聞きたいものが遮って……あ、りゃ?」
和傘を十分に添えて豪華な和装、煌びやかな宝石
珍しい銀髪、なんと言っても美しい容姿に見惚れる
黒塗りの三枚歯の高下駄を履いて特徴的な足運びをし
て道を歩いていく
そんな彼女の存在に気付いた宇髄は化粧を落とし
素の姿に戻り、花魁の前に立ちはだかる
宇髄「お前、宝月嫻か?こんな所で何してるんだ……
鬼に勘づかれるぞ」
『旦那様、お迎えに上がりました。どうぞわっちの屋敷へ』
※(胡蝶が調合した太陽の紫外線を防ぐ薬のお陰で昼間
歩けるようになったのである、勿論制限付き)
昨日まで無かった立派な建物が聳え立っていた
宇髄は彼女に誘導されるがまま店へ入る
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豪華な部屋と用意された食事、
彼女は重っ苦しい髪飾りを解いて、銀髪を下ろす
「どういう事だ、木挽町に行っていたんじゃ?」
『其れは終わったわよ、我は産屋敷様の
「だったらあんなど派手に登場するか?!
何だこの店も」
『あれは、気を引く為よ鬼の。風向き変わったでしょ鬼が我を見ていた……憎い、邪魔そんな感情が伝わった』
「(そんな事まで判るというのか……?)」
『確かに上弦の鬼だが、殺気も隠せない上弦は恐らく
「鬼は近々夜に現れるということか」
『嗚呼きっとそうね、天元……我は価値のある人間しか救わない、あの三人を本部へ戻すなら今のうちだと考えないさい』
「お前らしい……その慈悲なき心は」
『我は吉原の鬼と並行して鬼舞辻無惨を追っている、姿を変え転々と潜む奴の尻尾を捕まえ、産屋敷様の無念を晴らすために』
酒を一口飲み干すと彼女の姿は消えていた
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神龍 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年1月26日 11時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 大丈夫です。今かなり忙しい時期ですからゆっくりで大丈夫ですよ。気長に待ってますね。続き楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2020年10月15日 23時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - 三隣亡さん» そう言って貰えて嬉しいです!!ありがとうございます!更新遅くなってごめんなさい! (2020年10月5日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2020年9月15日 0時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - うんちっちさん» 有り難きお言葉に感謝します!ありがとうございます!! (2020年5月19日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年8月21日 6時