13ノ亊~冨岡義勇の逢瀬 ページ14
・
『簡単よ、体が燃えてしまう_______________
可笑しいでしょうまるで鬼のようで……』
彼女の雪白肌は火傷の跡が広がる
彼は咄嗟に羽織を被せ
中へ押し倒す
冨岡「っ……俺を試しているのか?!」
仰向きに倒れる彼女の肩側に両手を着き
普段冷静沈着な彼が声を荒らげる
『義勇は必ず助けてくれると信じているから』
冨岡「何故…そうも………俺を嫌わない」
『何故嫌う必要が有るの?
其れに貴方は我を嫌いになれない、何故なら
亡き姉と我の面影を重ねているから』
冨岡「違う……面影等有り得ない」
『いいや、違わない』
冨岡「俺は……俺は
…貴方の事が…………!!!」
話は突然と遮られるように
梟が大きな翼を広げ木に降り立つ
『
珍しい何用かしら』
翠玉「ホーホーお達し〜お達し
○○列車で相次ぐ乗り込んだ鬼殺隊員の消息行方を探る実地調査に、ホー
煉獄杏寿郎、そして合流したかまぼこ隊と鬼
が向かったホー」
『かまぼこ隊……嗚呼新隊員の愉快仲間達ね
お達しご苦労さま、我の出番は無いようね』
冨岡「……」
そっと彼の羽織を拾い肩に掛ける
『我は就眠する、近頃は表に出過ぎた…陽に近い場所に居すぎた成果、思うように力が出せない』
冨岡「分かった俺は任務に戻る」
『義勇』
背を向ける義勇を呼び止める
疑問を浮かべた表情でくるりと体を向ける
冨岡「……?」
『………………いいえ、何でもないわ
武運を祈るわ』
それ以上の言葉を発さない
彼女の瞳はそう、鳥籠のように抜けずにいた
冨岡「嗚呼 」
襖を閉めて
奥部屋へと身を隠す
彼女はそっと左眼をなぞる
『____________もう一度仇をうってみせよう』
326人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神龍 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年1月26日 11時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 大丈夫です。今かなり忙しい時期ですからゆっくりで大丈夫ですよ。気長に待ってますね。続き楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2020年10月15日 23時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - 三隣亡さん» そう言って貰えて嬉しいです!!ありがとうございます!更新遅くなってごめんなさい! (2020年10月5日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2020年9月15日 0時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - うんちっちさん» 有り難きお言葉に感謝します!ありがとうございます!! (2020年5月19日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あゆみ | 作成日時:2019年8月21日 6時